【バイオハザード】ゾンビ <ウィルス感染者>
クリーチャー「ゾンビ」
今回は、ゾンビ(人間)について書いていきます。
多少の個人的解釈が含まれていますこと、ご了承ください。
※ネタバレ注意
解説のためネタバレ必須となっております。ご自身の判断で閲覧ください。
ゾンビ
バイオハザードに登場するゾンビは、一般的なネクロマンシーやブードゥなどの死者を甦らせたゾンビとは違う。
ゾンビの正体は、T-ウィルスに感染した「生きた人間」である。
死んでから甦ったわけではなく、彼らは生きたままの人間であり感染被害者なのだ。
外見が“生ける屍”のようであることから「ゾンビ」と呼ばれている。
T-ウィルスの場合は、感染から発症までに猶予時間があり、初期段階までなら血清で治癒も可能である。意識混濁まで発症すると治癒の見込みはない。
感染したことで起こる変化
初期症状は、急速に働く新陳代謝により“かゆみ”を誘発。その後、意識混濁を繰り返した果てに脳細胞も浸食され、人としての理性や思考もなくなっていく。
T-ウィルスの性質のひとつである代謝機能の激変により、組織の劣化や鬱血など死者のような外見と化している。
また、代謝によって膨大なエネルギー供給を必要とするために、彼らはこみ上げる飢餓感から激しい“食欲”の衝動だけで動いている。空腹感に支配された彼らは、新鮮な肉を求め彷徨っているのだ。
性質
彼らは人間ではあるものの、自律神経系以外は完全に機能停止しており、痛覚などもない。多少のダメージ(下半身欠損など)では活動は止まず、頭部破壊によって絶命する。
比較的ゆっくり移動するゾンビだが、中にはかなり速い速度で移動する者もいる。
腕をからませ「かみつく」ことで空腹を満たし、感染を広げていく。
人肉を素早く吸収するために、胃には強酸性の胃液を溜めており、これを吐き出すゾンビもいる。
エネルギー源である肉で満たされない場合は機能を停止する。這いずり・うつ伏せゾンビが、それにあたるだろうと思われる。しまいには、他のゾンビの食料となることもある。
彼らは、空腹を満たすために“共食い”までもしてしまうようだ。
感染ルート
おもに水からの感染と、ネズミとの接触によるもの。
アークレイのダムは、ラクーンの水源となっており、下水道で漏えい事故が起こったことで大量流出したT-ウィルスが飲み水やネズミなどに媒介され、ラクーンシティで大規模な生物災害が発生した。
他にもゾンビ自身が他の生物に接触し、感染を広げていく器となっている。
かまれることで傷口より感染し、次々に拡大しウィルスが蔓延していくのだ。
ゾンビのバリエーション
もともとは、T-ウィルス研究の副産物だったゾンビだが、地下研究所で生物災害が起きたために数が増殖。果てにはラクーンシティで蔓延し、市民にまで感染が広がったため、様々な職業のゾンビがいる。
なかでも、“人食い病”による大規模な暴動に対処するために総動員された警察官のゾンビが多い。他にもS.T.A.R.S.メンバーなど、主人公の仲間たちもゾンビとなっている。
市民ゾンビは、U.B.C.S.に潜伏する監視員たちの調査対象にもなっている。
バイオ6のゾンビ
バイオ6のゾンビは、アンブレラのT-ウィルスによるゾンビと同じものではない。
C-ウィルスのガスによって発症したもの。
C-ウィルスは直接体に注入するとB.O.W.に変異するが、ガスの場合はゾンビ化するようである。
T-ウィルスと外見など、非常に酷似しているが活動に違いがみられ、武器を使ったり、走ることもできる。感染後も、かゆみや細胞劣化は見受けられず、感染からすぐに理性を失う即効性がある。
空腹感に襲われるのは同じで、生きた屍のような人間(ゾンビ)には変わりはない。
登場作品
・バイオハザード0
・バイオハザード
・バイオハザード2
・バイオハザード3
・バイオハザード コード:ベロニカ
・バイオハザード6
・バイオハザード アンブレラ クロニクルズ
・バイオハザード ダークサイド クロニクルズ
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以上、ゾンビについてでした。
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