【バイオハザード】ロバート・ケンド 銃砲店オーナー サムライエッジ
善意あふれる銃砲店主
今回は、ロバート・ケンドについて書いていきます。
多少の個人的解釈が含まれていますこと、ご了承ください。
主役級キャラやリメイクなど、新作次第で追記する場合があります。
※ネタバレ注意。
キャラ解説のためネタバレ必須となっております。ご自身の判断で閲覧ください。
ロバート・ケンド
R.P.D.(ラクーン警察署)の隣にある「ケンド銃砲店」のオーナー。
40歳の日系アメリカ人で、釣りを趣味としている。
S.T.A.R.S.武器補充担当のバリーとは親友で、趣味の武器集めから親交も深い。
バリーからは、ロバートの愛称である”ボブ”と呼ばれていた。
ガンショップ「ケンド」
ラクーンシティの銃砲店「ガンショップ ケンド」は、警察署の隣に店を構え、警察とも深く関わりがあったようだ。
レオン(クレア)が店に避難した際にロバートは、まだ街に生存者がいたことに驚いていたが、ここは安全だと快く招き入れてくれる心優しい人物なのがわかる。
警察と関わっているのもあってか、市民の安全に気を配る正義感あふれた人物だ。
レオン(クレア)が到着した頃には、商品はなく、すでに空っぽの状態だった。
店内は、それなりの広さもあり、銃器も充実していたように思われる。
店前の車もだが、路地にある車もケンド銃砲店のもののようである。
ハンドガンの弾を補充する事ができる。
ロバートの最期
ロバートは、プレイヤー(レオン・クレア)が最初に出会う民間人だ。
今回の生物災害の非常事態に対して、店内の銃器は生き残った市民へと無償提供したために、店内にはまともな武器は残っていなかった。
実際に店には、ハンドガンの弾が2ケースしか残っていなかった。
民間人に武器を配布したために、自分は心もとない装備しか残っておらず、レオン(クレア)の後を追ってきたゾンビに襲撃され、ショットガン(or ボウガン)で応戦するも命を落とした。
店前に停車している車には”兼人”の文字が見える。ケンド=兼人のようである。
ちなみに彼の亡骸を調べると、所持していたショットガン(or ボウガン)が手に入る。
ロバートを守れなかったのが悔やまれるが、彼の装備は序盤で手に入る強力な武器となる。手に入れるには4体のゾンビを倒すか、上手くゾンビを避けて入手したい。
立てこもった理由
ラクーンシティと、自分の店を愛していたためか、街の生存者を援助しながらも、彼は逃げることはせずに最期まで店に立てこもった。
実は、立てこもっていた理由がある。
「親友のバリーを待っていた」のだ。
バリーのことを気にかけ、バリーとすれ違わないように彼を待っていたようだ。
もちろん、死ぬつもりもない。
店の危険も大きくなってきたために、近くの町ストーンヴィルへ脱出計画していることを、もしバリーが来た時のために“置き手紙”として残している。
そんな脱出前にレオン(クレア)が訪れたという事になる。ゾンビを引き連れてしまって、なんだか申し訳ない気分になる。
ファイル「ロバートの置き手紙」
この置き手紙は、ニンテンドー64のみのファイルで“物語A”だけに用意された、エクストラファイルとなっている。見逃しやすいファイルの1つだ。
親愛なる友、バリーへ
一体なんでこんな事になっちまったんだろう。
街はすっかりゾンビで溢れかえっちまって、まさに地獄絵図だ。
私と同様、この街を愛する君の事だ。まだ街に残っていると思い、待ち続けたが…。これ以上ゾンビ達の侵入を防ぎきれそうにない。
それに、店の武器や弾薬の殆どを、生き残った市民達に配ってしまって。
このあいだ君が注文したレイジングブル、あれもあげちまった。すまん…。とにかくこのままだと犬死にだ。私はひとまず隣町のストーン・ヴィルに逃げようと思う。
君がこの手紙を読んだなら、そこで会おう。また君と釣りに行ける事を願って。
ロバート・ケンド
バリーが、特別注文していたレイジングブル(大型リボルバーのこと)も市民に渡してしまったことに罪悪感を感じていて、かなりの友達思いの男でもあるようだ。
ストーン・ヴィルは、ラクーンシティ北西に位置するアークレイ山地にある小さな町だ。アークレイ山地はラクーン市街への水源となるダムや、ヴィクトリア湖、サーキュラー川、マーブル川があることから、観光客も多く釣りの名所にもなっていただろう。
趣味の釣りを“また友と楽しみたい。”と最後に綴られた言葉に胸が締め付けられる。
兄弟でS.T.A.R.S.に協力
兄弟共に銃器に詳しく、弟の“ロバート”は、販売中心のセールスマン。
兄の“ジョウ”は、製作中心のガンスミス。と役割が分かれている。
ケンド兄弟は、S.T.A.R.S.制式採用拳銃「サムライエッジ」のカスタマイズを請け負い、兄ジョウが改造を施したりしていた。
R.P.D.が使用しているベレッタM92FSは、世界で最も優れた拳銃の一つといわれたハンドガンだ。イタリアのベレッタ社の、知る人ぞ知るマニアックな拳銃だったが、世界に冠たるアメリカのトップメーカーを打ち負かしたほどの高性能で有名となった。
そんなベレッタM92シリーズをベースにしたサムライエッジが、さらに高性能なのは、アンブレラがS.T.A.R.S.に惜しみなく予算を費やしていたため。
高予算ならと、ジョウはサムライエッジ製作段階で高性能パーツを組み込んでいたようである。S.T.A.R.S.特注のカスタムとなっている。
ジョウ・ケンド
兄ジョウも、サンフランシスコ郊外でカスタムガンショップ「KENDO」を経営。
サンフランシスコ市警でS.W.A.T.に所属していた経験を買われ、S.T.A.R.S.のトレーナーを勤めた後、S.T.A.R.S.制式拳銃「サムライエッジ」を製作。
サムライエッジ完成
S.T.A.R.S.制式拳銃となっている「サムライエッジ」だが、バリー依頼で注文された可能性が高い。もともとはバリーの趣味から親友への依頼なのかもしれない。素晴らしい銃をS.T.A.R.S.用にも発注したと思われる。
初代バイオ1でバリー専用のカスタムハンドガンのみが、ベレッタM92FSの改造版のサムライエッジだからだ。他メンバーはベレッタM92FS(オリジナル)がS.T.A.R.S.制式拳銃のようである。
まずはプロトタイプとして、親友バリーに最初に手渡したと考えてもいいだろう。
バイオ3では、他のメンバー達に新制式ハンドガン完成のFAXが入っている。
“M92F S.T.A.R.S.スペシャル「サムライエッジ」と名付けた”と書かれた内容だ。
「ケンド銃砲店からのFAX」に日付はないものの、洋館事件後のものと思われる。
洋館事件後に完成し、S.T.A.R.S.にカスタム銃が支給されたと推測ができる。
実際に初代バイオ1での装備は「ベレッタM92FS」だが、バイオ3では「M92Fカスタム」へと変わったのがわかる。
「バイオハザード1.5」
幻の「バイオハザード1.5」では、ロバートはエルザ(のちのクレア)と行動を共にするほどの重要人物だったようである。活躍するロバートを見てみたかった。
登場作品
・バイオハザード2
・バイオハザード ダークサイド クロニクルズ
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以上、ロバート・ケンドについてでした。
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