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【バイオハザード】リチャード・エイケン S.T.A.R.S.メンバー ブラヴォーチーム

心優しき若きヒーロー

今回は、リチャード・エイケンについて書いていきます。

多少の個人的解釈が含まれていますこと、ご了承ください。
主役級キャラやリメイクなど、新作次第で追記する場合があります。

※ネタバレ注意。
キャラ解説のためネタバレ必須となっております。ご自身の判断で閲覧ください。

リチャード・エイケン

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S.T.A.R.S.ブラヴォーチーム所属。

ポジションはBUM(バックアップマン)で通信を担当。
ショットガンを愛用している。

明朗快活で気さくな好青年で、ブリジットという愛する恋人がいる。
妹もいたが、過去に銃撃事件にて亡くしていることからも、誰かを助けようとする献身的な精神・使命感は人一倍強い。

周囲への配慮が利き、年齢も近いことから、新人レベッカのサポート役を任された。

AGE:23歳
BLOOD TYPE:AB型
HEIGHT:172㎝
WEIGHT:62.5㎏

レベッカを守り抜く

新人の世話役という役目もあっただろうが、まだ18歳であるレベッカを普段から気遣い、洋館ではクリーチャーから守っていたと思われる。

レベッカのリチャードに対する態度からも、彼の面倒見の良さがうかがえ、レベッカをかばって受けた傷だと推測される。

これほどまでに体を張るのは、もしかすると過去に守れなかった妹をレベッカに重ねて見ていたのかもしれない。

リチャードの最期

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洋館で遭遇した大蛇ヨーンに噛まれてしまったリチャード。大きな致命傷と毒に侵され、廊下に倒れているところをアルファチームのクリス(ジル)に発見される。

クリスの場合は、レベッカがリチャードの傍についており、ヘリ墜落後に洋館で彼女と合流し、共に行動していたことがうかがえる。

このイベントからも自分が重症にも関わらず、レベッカの心配をするなど、彼の人柄の良さがみえる。

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初代バイオハザードでは、毒の解毒薬である血清を与えても力尽きてしまう。

リメイクでの違い

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初代の場合は、どうやっても彼を助けられないが、リメイクでは解毒薬である血清を注射することで命を取り留めることが可能。なるべく早く血清を持っていくのが条件だ。

ベッドで休む姿もみられ、動けるまでに回復する。

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この違いを作るためか、ヨーンに噛まれた場所が初代と変わっており、負傷場所の変更は、生存に関係する傷でもあるので、リメイクで回復したのも納得がいくものになっていると思う。

初代では、右肩から胸のあたりに渡って致命傷を負っていて、毒にも侵されている。
助けるのが難しいのがわかる。

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それに対し、リメイクでは左腕を全体的に噛まれているだけで、重症ではあるものの致命傷にはなっていない。血清さえ間に合えば、回復できる状態にあるといえる。

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回復したリチャードは大水槽を捜索。
合流した仲間の危機を察し、身を挺してネプチューン(大ザメ)に飲み込まれてしまう。

最終的に命を落とす運命は変わらないものの、どちらも誰かをかばって命を落としている。自分を犠牲にしてまで、大切な仲間を守り通した勇敢なヒーローである。

リチャードの決意

リチャードが、S.T.A.R.S.(特殊救助部隊)に就いた理由は、彼の悲しい過去が関係している。大切な家族である妹を目の前で喪ったことで、彼は「勇気」と「正義」を誓った。

リチャードは“誰かを守りたい”という使命感に、誰よりも溢れているのだ。

葬儀にて

洋館事件後、ラクーン市警は合同で殉職したS.T.A.R.S.隊員の警葬をしている。
その時、リチャードの恋人ブリジットが、ブラッドから受け取った手紙を読みあげた。

この事実は、アンブレラクロニクルズのファイルで明らかにされているものだ。
彼の人柄と“決意”がよく表れた手紙なので引用したいと思う。

ブリジッドへ
何故こんな危ない職につくのかという
君の訴えは、当然のものだと思う。

実際S.T.A.R.S.の任務は常に危険と隣りあわせだ。
こんな機会だし、ちょっと真面目に話しておこう。
ブリジッド…
以前にも話したけど、やはり妹の事件が、僕には大きいんだ。

少年時代、僕は妹を守れなかった。
銃を持った犯罪者が相手だ。

君が慰めてくれたとおり、僕にできることはなかったかもしれない。
ただその時、僕は恐怖と躊躇に、何も抗えなかった。
妹が目の前で殺されたのに、一歩も動けなかったんだ。

守れなかったくやしさ、無力感…

妹は、自分の身代わりに死んだ...という気持ちだけが残された。
だからこそ、誰かを守る力になりたかった。
あのときの妹を、守れるような力に。

もう迷わない。
大切なものを必ず守る。
僕にとって、自分を許せる唯一の生き方が、S.T.A.R.S.なんだ。
犬死にしたいわけじゃない。
大切なものを守ることに躊躇しない。
そして自分自身も必ず生き残る。
約束する。
僕が今、何よりも守りたいのは君だから。

君を愛す

          リチャード

 引用:バイオハザード アンブレラクロニクルズ「合同ラクーン市警葬で恋人が読み上げたリチャードの手紙」より

いつ読んでも、泣ける内容になっている。

実際に、彼は大切なものを守るために躊躇しなかった。昔できなかった行動を起こせるまでに成長し、困った人を助ける力を手に入れている。

ただ“生き残る”という約束を果たせなかったことが、残念でならない。

登場作品

バイオハザード
バイオハザード0
バイオハザード アンブレラクロニクルズ

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以上、リチャード・エイケンについてでした。

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