アンブレラ唯一の人道的研究員
今回は、ジョンについて書いていきます。
多少の個人的解釈が含まれていますこと、ご了承ください。
主役級キャラやリメイクなど、新作次第で追記する場合があります。
※ネタバレ注意。
キャラ解説のためネタバレ必須となっております。ご自身の判断で閲覧ください。
ジョン
アンブレラのシカゴ研究所の職員だったが、ウィリアム・バーキンがラクーン地下研究所に転属したことで、突如アークレイ研究所へと赴任することとなる。
赴任後は、アークレイ研究所主任となっている。
人道的で常識のある優等生
研究員として、とても優秀だったようだ。
赴任後はアークレイ研究所の主任を任されるほど。しかし、非人道的な研究に否定的であり、アークレイに赴任後は、今回のB.O.W.研究に疑問を持っていた。
そのため上司には煙たがられていて、研究所では孤立していたようにも思える。
ウェスカーもそのことを把握しており、情報が漏れる時はジョンからだと目をつけていたようである。
エイダの恋人
職場での人間関係はよくない状態だが、同じく研究員で恋人のエイダだけが心の支えだった。しかし、残念な事にエイダは「《T-ウィルス計画》の全容を探るために、ジョンに接触しただけだった。」という真実を...彼は知らない。
主任というだけあり、すべてのロックの権限を持っている。
研究所のロック解除のパスワードを「ADA」にするほど、エイダを深く愛しているのがわかる。彼はエイダのことを最期まで信じていたのだ。
ファイル「ある研究員の手紙」
バイオ1では研究所に手紙が残されていて、謎解きのヒントにもなっている。
同僚で恋人でもあるエイダに宛てた手紙であり、ジョンの遺書でもある。
1998年6月8日に書かれた内容だ。
洋館事件は同年の7月。このことから1か月前から、研究所は汚染されていたことがわかる。
ジョンは以下のことを書き残している。
- 自分が感染したこと、そしてエイダは感染していないこと。
- 動力室の起爆装置を作動し、研究所を破壊してほしいこと。
- 映像室の資料を使って、すべてを公にしてほしいこと。
- もし変わり果てた自分と出会ったなら、エイダの手で殺してほしい。
もともと生物兵器の研究に否定的だったジョンは、主任であることを逆手に取り、誰にも見つからないように資料を隠していたようだ。映像室のあるB2Fのロックを2重にするほど厳重にしている。
そこには、アンブレラがしてきた研究や実験、T-ウィルスの証拠資料をまとめられていた。これを踏まえて推測すると、彼はいつか暴露する予定だったのかもしれない。
手紙の内容から、ジョンがエイダを誰よりも信頼し、愛していたのがわかる。
まさかスパイされているとは、少しも思ってもいなかったようだが。
なんだか、やるせない気分にさせられるのは、なぜだろうか...。
願うなら、エイダが少しでも彼をスパイの標的としてでなく、恋人として想っていてくれたなら救われるが、彼女の胸の内を知る由もない...。のちに、レオンを“はじめて愛した男”と語っている事から、残念ながら救いは感じられない気がする。
そう考えれば、ジョンは真実を知ることなく愛するエイダを信じたまま、この世を去れたのは幸福だったのかもしれない。
登場作品
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以上、ジョンについてでした。
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