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【感想】BIOHAZARD REVELATIONS 2(バイオハザード リベレーションズ2)

BIOHAZARD REVELATIONS 2 感想

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結論:恐怖を乗り越えて!
バリー親子の成長物語。
※あくまでも、個人的感想によるレビューです。


サクッと感想! 良かったところ
家族愛をテーマにしたシナリオが面白い。
過去作のオマージュと新しいシナリオが綺麗に融合。
レイドモードのやり込みが楽しい。 

 

<お気に入り度> 85 / 100%
項目 ストーリー アクション・
システム
やりこみ オマージュ度 個人的好み
評点/S~D A+ A A A+ A+

【クリアまでのプレイ時間】 ~8時間ほど

【お気に入り度の目安(~100%)】
◆80~99%:とてもオススメで大好きな作品 ◆60~79%:高い満足度が得られる作品
◆50~59%:普通に楽しめて面白い作品 ◆20~49%:少し残念な点が多々ある作品
◆1~19%:イマイチで私には合わなかった作品
【評点の目安】
S:秀、A:優、B:良C:可、D:残念
+:多少の加点

<↓詳しい感想は下記で↓>

ストーリー

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「変化」と「恐怖に打ち克つ」がテーマ。
それぞれの内面にある恐怖心やトラウマとの戦いが根本にあり、ホラー要素もあるがヒューマン要素が強い内容になっている。

他にも「家族」というキーワードも含まれていて、登場人物たちの仲間や家族を想う心が強く出たシナリオになっていると思う。私好みの物語だった。

クレア編とバリー編に分かれた二部構成。

  • 『恐怖を中心とした心理的ストーリー』のクレア編
  • 『娘の軌跡を辿りながら敵との戦闘が中心』のバリー編

テンポよく進み、時間差トリックが、うまく作用して物語を楽しませてくれる。
他にも過去作のオマージュを多く含んだワクワクする演出で、ストーリー展開が推測しやすくなり、先を早く知りたいドキドキ感も高まった。

時間差のトリックは、バイオ2のザッピングにも似ていて、表でしたことが裏に影響するような感じ。今回も数か所しか影響部分はないが、時間を使った話の流れやトリックは好きだったので面白いと思った。

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前回のリベレーションズと同様の“海外ドラマ仕立て”になっている。
1話ごとに区切りが入り、気軽に遊びやすい。この区切りは前作では休符にもなったが、今作は次の話が知りたくなる工夫があるのと、エピソードの区切り方が良かった

他にも、初代バイオぶりにマルチEDで、行動次第でEDが変化するのも良い。

エクストラエピソードも用意されボリューム満点(クリア後に遊ぶのがオススメ)
物語の側面を垣間見れる内容になっている。「あの時、なにが起こっていたのか?」のストーリー補完の要素もあり、納得のいく物語だった。

アクション・システム

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今作は主人公の連れ(パートナー)と協力しながら進むことが必須
協力アクション、探索や謎解きで手分けして行動する必要性がある。

  • 暗闇を照らし敵の視界を阻む「ライト」
  • 敵や仕掛けを察知する「特殊能力」

と役割分担のあるキャラクターたち。物語が進むとサポート行動も増えていく。
パートナーの成長が見える形でいい演出だった。

全体的にパートナーと協力しながらの二人三脚は良かった。パートナーはAIの自動行動だが、指示にも忠実でAIが賢いのも良い。(協力プレイの場合は、フレンドがパートナーを動かすことになる。)

パートナーがダウンした場合は救助が必要になり、もしHPがゼロになればゲームオーバーになるので、パートナーの状態にも気配りが必要になる。

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使用キャラクターは切り替えが自由自在で、最初から最後までパートナーを使うことだってできる。自分の好きなキャラで遊べるのは嬉しい!

モイラとナタリアのアシストの特徴も様々で、使用できる武器にも制限がある。
この縛りがゲームを面白くしているが、後半になると銃よりバールが強いといった、少しゲームバランスが悪いところも。

スキル次第では“モイラが一番最強”だと思うほど...その辺の偏りが気になった。
開発チームがモイラ推しなのがよく分かる。

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武器は十字キーにセッティングできるので、戦闘しながらの武器変更もやりやすく、全体的に遊びやすい。

銃以外にも、ナイフによる近接攻撃や打撃、怯ませてからの追いうち、オブジェクトによる攻撃などもでき、攻撃アクションは豊富。気づかれないように背後を取れば、ステルスキルも可能。

回避もボタン1つで敵の攻撃を避けることもでき、スキルしだいでは、しゃがみ撃ちやしゃがみ回避もできるようになる。

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キャラを強くするための「スキル」

攻撃や回避などを強化できもので、エピソードクリアで得るBP(ボーナスポイント)を使って習得。自分の好きなものを選択できるので、自分好みに強化できるのは嬉しい。

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アイテムは、キャラごとに所持数のマスが決まっていて、回復、弾薬や投擲瓶、時にはキーアイテムなどを持つことになる。パートナーも持つことができるので、アイテムが持ちきれないという不安はなかった。

武器はアイテム枠には入らず、十字キーの4つのみ。持ちきれない武器を置いて行っても、武器改造台に自動的に転送保管される。これはリアルな仕組みではないが、とても便利なシステムで、武器が無くなるという心配もない。

やりこみ

ストーリークリアまでに~8時間ほど

DL版先行発売していた当初は、海外ドラマ風にエピソディック配信として、毎週1エピソードづつ配信していたこともあり、「1エピソード=1時間ほど」の内容。

メインストーリーの他にも、2つのエクストラエピソードや、モードを変えてメインエピソードを遊ぶこともできる。

トロフィーも難しいものはなく、トロコンしやすい内容だったように思う。
唯一、インビジブル(敵が透明)モードが厄介かな。

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バイオ恒例となったオマケゲームも、本編をクリアせずとも最初から遊べる。

リベレーションズは「レイドモード」
キャラを育てながら、ステージクリアを目的とした戦闘シュミレータの世界。
ハッシュアンドクラッシュ系のミニゲームが楽しめる。なかなかのやり込み要素になっていて面白かった。

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ステージ数は、同じステージのレベル違いで数は多くはないが、攻略していくごとに歴代キャラが使えるようになる。好きなキャラクターを使ってステージを攻略していく楽しさがある。

レイドを遊んでいるフレンドがいれば、ステージのTOP3も表示され、目標の1つになるかもしれない。

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レイドは、1ステージ15分ほどで終わる内容で気軽に遊べるのがいい。

ステージの舞台はリベ1とバイオ6など、知っている世界で遊べる楽しさもある。これを使い回しと感じるかは人それぞれだが、面白い試みだと思う。

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なんといっても、武器の改造やキャラのレベル上げが楽しい。

武器は全キャラ間で併用可能。キャラ、武器共にLv.100が最高で、全キャラのレベル上げをすると思えば長く遊べるだろう。

オンラインイベントもあり「デイリーミッション」や「チャレンジミッション」が行われている。デイリーは通常より経験値をたっぷり貰えるのでオススメ。(今現在でも行われている)

他にもオンラインで協力プレイや、オフの画面分割などもでき、友達やPSNフレンドと楽しんでもいいと思う。

レイドモードは、飽きるまで十分楽しめるミニゲームになっている。
私も、今でもたまに遊んだりしていて、やり込みはボリューム満点だ。

オマージュ度

「クレア=孤島」で思い出されるのはコード:ベロニカ
彼女の忌まわしい記憶を呼び起こす孤島と刑務所。彼女がバイオテロ被害者たちの救済の道へと踏み出したキッカケでもあり、心に深い傷を残した過去でもある。

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クレア編は、そんな「コード:ベロニカ(以下、ベロニカ)」のオマージュが、あらゆる所に散りばめられていて、ベロニカを遊んだことがある人には、面白い作用を引き起こさせると思う。まさにクレア自身も感じていただろう“既視感”

しかし、バリー親子が話の中心になっているため、クレアの心情はあまり表面化されてないが、作品テーマの『恐怖を乗り越える』が、ベロニカでのトラウマを乗り越える意味でもピッタリな演出になっているように私は思った。(モイラも同じく)

ベロニカを丁寧に順番に辿っているため、気づいた人は、なんとなく先の展開が読めてしまったりするが、そこはしっかりとリベ2のシナリオも練られていて、うまくミックスされていて面白かった

他にも、バイオ2のオマージュもあり、いろいろと過去作を混ぜてあるので、バイオファンは探してみるのも面白いかもしれない。過去作を知らない人は普通にリベ2のシナリオを楽しめるようになっているので、ご安心を。

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ベロニカのテーマの1つ『家族(兄妹・親子)』、クレア編とクリス編の二部構成で成り立つシナリオ、夜が舞台で暗闇である点など、共通点をあげると切りがないが、ベロニカ好きな方には、いろいろとデジャヴを感じさせるリベ2の「クレア編」だと思う。同じではないが、どこかで感じた懐かしさがある。

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バリー編は?というと、本来のリベレーションズ2の主役・主軸といった感じになっていて、バリーの苦悩、それを緩和させるナタリアの存在感を楽しみながら、真相を追っていく面白さがある。

総合

久しぶりにクレアが主人公ということで期待していたが、「コード:ベロニカ」のオマージュと、モイラの引き立て役に終わってしまったのが少し残念。

基本的にこれはバリー親子の話なので仕方ないが、私はクレアの大ファンなので、正直に、これが初見で感じた第一印象。

『恐怖』と「クレアの過去の記憶」とリンクする点で、毎回冷静だったクレアが、今回は動揺が大きく、余裕がないことに納得がいったし好きな展開になり、結果的にとても満足している。しかし、ベロニカや過去のクレアを知らない人には、クレア像が違った風に映ってしまうのは悲しいかな。彼女は優しいのだ。

久々にクレアが使えること、彼女の苦悩、心の強さの裏に隠れた弱さ、テラセイブでの彼女の存在感を知れたのは嬉しかった。バリーも父としての一面と、ナタリアとの交流も和んだ。ゲーム内容、シナリオ、共に満足している。

バリー編は、あまり書くとネタバレになるので書けないが、2つのエピソードが繋がっていくのが面白かった。一番伝えたい見どころや、リベ2オリジナルなシナリオは「バリー編」に収まっているので、バリー編を堪能してほしい

オマージュの点で「コード:ベロニカ」ファンとしても満足した上に興奮したし、とても楽しめた作品だった。

以上、バイオハザード リベレーションズ2の感想でした。

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  • 出版社/メーカー: カプコン
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