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【バイオハザード】ブライアン・アイアンズ R.P.D.署長及び最高責任者

汚職と欲望に心染めた警察署長

今回は、ブライアン・アイアンズについて書いていきます。

多少の個人的解釈が含まれていますこと、ご了承ください。
主役級キャラやリメイクなど、新作次第で追記する場合があります。

※ネタバレ注意。
キャラ解説のためネタバレ必須となっております。ご自身の判断で閲覧ください。

ブライアン・アイアンズ

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ラクーンシティ警察(R.P.D.)の署長であり、最高責任者。

街と市民の保全を第一に考える温厚な署長として、信望厚い人物だ。
しかし、裏の顔は私利私欲のために悪に手を染めていた危険人物

ラクーンシティの生物災害により自棄になり、ラクーン市警を全滅に追いやった張本人でもある。

マニアックな趣味と奇行

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剥製や美術品集めを好んでいたアイアンズ署長。

家族写真が飾られていることから妻子のいる既婚者であることがわかる。
表向きは順風満帆の人生だったに違いない。

さまざまな賞を受賞しており、剥製に関するトロフィーもあるようだ。

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アンブレラの悪事の隠蔽の見返りとして得た多額の報酬で、高価な絵画や剥製などなど買い込んでいる。

欲望の塊と化していた彼のコレクションは、署内にまで展示されている。
さらには隠し部屋までも作り、署内は不気味でマニアックな美術品で溢れかえっていた。

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美術品や隠し部屋は、さまざまな仕掛けを施し隠されていたが、それも万全ではなかったようだ。
その結果、わずかだが彼の正体を知るものもいた。

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秘書は不可解な行動が目立つ署長のことを日記に綴っており、彼の裏の顔や隠されたコレクションを目撃するなど、署長の殺意さえも感じている。

他にも、仕掛けのある部屋に立ち入った者への過剰なまでの怒りを見せたり、アンブレラ側の人間である下水道管理人を銃で脅すなどの暴挙にも出ていた。

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署内には美術品置き場だけでなく、剥製処理室までも作られており、R.P.D.内部は彼の意のままになっていたのがうかがえる。

アンブレラ社と癒着

多額の報酬と引き換えに、アンブレラ社が極秘に進めるウィルス研究を隠してきた。
R.P.D.最高責任者として『アンブレラ社のウィルス研究で起こる、すべての物事をもみ消すこと。』は容易かっただろう。

ラクーン周辺で発生した不審事件は、すべて警察署内で隠蔽工作され封じられていた。

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猟奇事件に関する捜査にも消極的で、S.T.A.R.S.の証言をもみ消すなど、アンブレラに配慮した隠蔽や妨害をしていた。洋館事件後、クリスの捜査が却下されたのもこのためだ。

ウィリアム・バーキンとの関係

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アイアンズ署長はバーキンと密に癒着しており、外部との連絡役であるバーキン妻アネットと常に連絡を取り合っていた。

時には下水道からアンブレラの研究所へと定例会議に出向くこともあった。

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Gーウィルス研究も既知しており「G-ウィルスはバーキンの芸術作品」と発言。
このことからも、多少はウィルスに興味はあったと考えられる。

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バーキンの娘であるシェリーのことも知っているが、シェリーに関しては興味を示していないことから、幼女には目もくれないようである。

暴かれた本性

ある日を境に、アンブレラとの秘密裏な関係にも粗が出始める。
すべての計算が狂いはじめたのは、洋館事件直後からだ。

奇跡的に4人の生還者が出たことで、バーキンから生還者の行動を規制し、監視強化を指示されることになる。

署長はS.T.A.R.S.の調査を遅らせ事態収拾を図り、報酬1万ドルを受け取った。

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しかし、この事態収拾を不審に思ったクリスによってアイアンズ署長は内密に調べられ、連邦警察局の内部調査に引っかかる。その事実は一部のマスコミ(ベン・ベルトリッチ)にも知れ渡った。身辺を探るベンは留置所に拘置している。

信頼の厚い警察署長の本性が、今まさに暴かれようとしていた時だった。

善悪の区別を持たないサイコパス

二面性を持つブライアン・アイアンズ。
彼は、ひっ迫した状況になると暴走し、感情のまま衝動的な行動に走る傾向がある。
警察署長であるが、過去に問題を起こしている。

婦女暴行事件

大学時代に2度に渡り「婦女暴行事件」を起こしている。
しかし、精神鑑定などで成績優秀のために有罪を免れるなど、普段から表向きは成績・品行とも優れた優等生を装っていることが推測できる。

彼の育った環境はうかがい知れないが、生まれながらのサイコパスであり、危険人物であるのに変わりがない。

R.P.D.壊滅作戦

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ウィルス汚染の重大さを知っている署長は「どうせ、みんな死ぬ」が口癖のようになっており、ラクーンシティ全域に生物災害が拡大すると死を悟ったのか、内面の狂気を露わにし、常軌を逸した行動をはじめる。

すべての市警・市民を道連れにしようと、《皆殺し計画》をはじめたのだ。

  • 9月23日
    ウィルス汚染により街は混乱し、街は壊滅間近。
  • 24日
    署内部を混乱させることで、警察の対応遅延により市民の脱出を阻止。
    外部への脱出経路を断ち、警官や街の市民ともにラクーンシティから脱出できないようにしている。それにより、ゾンビによる多数の殉職者や死者が出ている。
  • 25日
    署長命令で武器庫占領のテロ活動を懸念し、武器をさまざまな場所に拡散。
    警官たちを非武装状態にさせた。
  • 26日
    署内にゾンビ集団の襲撃。
    武器を散らした警官たちは無防備となり苦戦。弾薬確保を計画するも、武器庫のカードキーの所在が分からず武器確保が難航し、多数の死者が出ている。

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    そんな中でも、脱走計画を遂行する生き残りに苛立ったアイアンズ署長は、彼らを狩りはじめた。
    まずはエドワードを射殺し、死んでいく様を楽しんで見ていたようだ。
    この日から人間狩りがはじまっている。

  • 29日
    この時すでに、R.P.D.内は壊滅していた。
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    生き残りはアイアンズ署長と市長令嬢のみとなっていた。
    今まで逃がして遊んでいたが、ついに市長令嬢を見つけたのか射殺。
    この時の令嬢の悲鳴をクレアが聞いている。
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    初対面のクレアには「助けようとした」と善人を装い、死者はゾンビ化してしまうことを嘆いていたが、内心では美しい令嬢を剥製にしようと考えていた。

悪事の果てに

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“G”がすでに署内に潜んでいることを知っていたアイアンズ署長。

クレア表編では、G(変異バーキン)を目の当たりにして身動きができず、胚を植え付けられてしまう。胚は遺伝子が適合しないことで拒否反応を起こし、ほどなくしてG成体によって内部から引き裂かれ絶命。

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クレア裏編では、クレアとの会話中に下水口から“G”に引きずりこまれ、無残にも胴体を真っ二つに切られ殺されている。

多少の違いがみられるものの、どちらも痛い死に方なのに変わりはない。

登場作品

バイオハザード2
バイオハザード ダークサイドクロニクルズ

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以上、ブライアン・アイアンズについてでした。

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