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【感想】BIOHAZARD 2(バイオハザード2)

BIOHAZARD 2 感想

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結論:ドラマティックになったバイオ!
ゾンビ多めの謎解き脱出アドベンチャー

※あくまでも、個人的感想によるレビューです。


サクッと感想! 良かったところ
魅力的なキャラと遊びやすいゲーム性。
裏表によって変わるパラレルストーリー。
やり込み要素も多い。
残念なところ
初代より恐怖感は少ない。

 

<お気に入り度> 70 / 100%
項目 ストーリー アクション・
システム
やりこみ ザッピング度 個人的好み
評点/S~D B A A B A

【クリアまでのプレイ時間】 5~6時間×2回(表裏2人分)

【お気に入り度の目安(~100%)】
◆80~99%:とてもオススメで大好きな作品 ◆60~79%:高い満足度が得られる作品
◆50~59%:普通に楽しめて面白い作品 ◆20~49%:少し残念な点が多々ある作品
◆1~19%:イマイチで私には合わなかった作品
【評点の目安】
S:秀、A:優、B:良C:可、D:残念
+:多少の加点

<↓詳しい感想は下記で↓>

ストーリー

ラクーン市警に配属が決まった新米警官レオン、音信不通の兄を探しに来たクレア。
ふたりの主人公がラクーンの街に訪れ、災害に巻き込まれつつも脱出を試みる。
脱出劇の中で複雑な人間関係が見え隠れする、ドラマティックなストーリーになっている。

警察署~工場までのゾンビで溢れた街を、いかに脱出するかを楽しめる内容だ。

私のイチオシは、クレア表のレオン裏編の“物語B”。基本的に脱出劇なので、これといった濃厚なストーリー展開はないですが、脱出の中で芽生えるキャラクター達の感情変化が面白い。台詞などで垣間見える過去や感情が切ない。欲を言えば、もっとストーリー面をたっぷり見てみたくなるキャラの個性の良さ。

元々のクレアの持つ目的は今作では果たされないが、余韻を残すエンディングがカッコ良さを演出!次回作への期待も高まる終わりかたで好きだった。この後、クレアの目的である兄探しにより、コード:ベロニカに繋がっていく。当時はこの後の作品が出るとは思わなかったが、素晴らしい伏線回収になっていて、どちらの作品もなくてはならないものとなる。

システム・アクション

基本的には前作とシステム等の変更は見られないが、前作1のマニアックさと比べ、武器の扱い、アイテム管理など比較的ラクに遊べる設計になっている

誰でも遊びやすいゲームに仕上がっていて、弾薬も豊富で謎解きの難解さも丁度良い。戦いを含め、すべてにおいて気軽に遊べる難易度だと思う。

どちらの主人公を先に遊ぶかで変わる「ストーリーザッピング」を採用し、全4種類のエピソードがあり、各表裏で進行ルートも多少変わってくることで、周回しても飽きない作りが嬉しい。

他にも操作キャラで使える武器が違うのと、同伴するキャラもそれぞれ違う。
時には、各自の同伴キャラも操作できたりと、様々なキャラを使えるのは楽しい。

音響も足音、薬莢の落ちる音など、音にも強いこだわりが見られる作品になっているように感じた。

やりこみ

ザッピングによる変化、2つのパラレル物語、おまけ武器や隠しコスチューム、アナザーシナリオ(ハンク編)など、おまけ要素が複数あり。

1人のキャラあたりのストーリーが短いぶん、何度も繰り返し遊ぶゲームになっていると思う。

アナザーシナリオは出現条件があり、初見で裏プレイSランクを取るのは、なかなか難しいかも。しかも、豆腐.verは3周が(表裏で普通の1周)必須なので、豆腐.ver出現させるために数回は遊ぶことになると思われる。
豆腐君は、たくさん遊んだご褒美かな?

デュアルショックver.であれば「EXTREME BATTLE」という隠しモードも。
研究所から警察署に戻り、対ウィルス爆弾4つを回収するのが目的のアクションゲームで、エイダとクリスも使えるデュアルショックver.だけの追加要素は面白い。

ザッピング度

表の行動が、裏に起こす影響。
これがバイオ2の「ザッピングシステム

二人の主人公の両視点で楽しめるのと同時に、同じ時間軸のなかで相手がどう行動していたのかがわかる裏編。

レオンが表の「物語A」クレアが表の「物語B」は単なる役割だけでなく、ストーリー展開も違うため、 4つのエピソードを楽しむ事ができ、いろいろな脱出劇と人間ドラマを味わえて大満足だ。

後々のバイオの正史ストーリー展開は「物語B」が引き継がれてます。

しかし、少し消化不良な点もあり、4つエピソードとは言っても、結局はイベントが少し変わる程度と、謎解きの組み合わせの違いだけ。これは、表と裏のつじつま合わせがあるので仕方がないところ。大変だろうに、しっかりと合わせてあるのが素晴らしい。

ザッピングは作るのが厄介そうだという事が、遊んでみてよくわかったるシステムだ。お疲れ様ですと言いたいくらい。

総合

当時は“ゾンビ”が怖い時代。
発売当時も「1」ほど怖くないと言われてはいたが、確かに「2」はエンターテイメントを前に押した作品になっている。あまりホラーとはいえないかもしれない。どちらかといえば、ガンアクション映画のようなイメージ。

昨今ゾンビものが溢れ、恐怖も薄れつつあるが、19年振りに遊んでも十分楽しいし、面白かった。むしろ、流血表現や敵の呻き声がグロく、怖い演出だと思ったくらいで、固定のカメラワークとラジコン操作は懐かしく『ゲームって、こうでなくては!』と思った次第だ。

初代と比べると遊びやすさ重視になり、キャラメイクが一般向けな美男美女で一般寄りになって、キャラへ感情移入しやすくなっただろうし、キャラを魅力的にしたことで、発売当時から人気を集めた作品になっていた。特にレオン人気は当時すごかった。今でも十分素敵ですが。

◆良かったところ◆
キャラクターの魅力と短時間で遊べることかな。慣れれば一人のルートを2時間以内(1周が4時間以内)に終えることも可能でサクサク進む。あとは、遊びやすさ。
いつの時代に遊んでも楽しめるゲーム内容だと思う。

以上、バイオハザード2の感想でした。 

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バイオ・ハザード2

バイオ・ハザード2

  • 出版社/メーカー: カプコン
  • 発売日: 1998/01/29
  • メディア: Video Game
 

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