【サイコブレイク】PSYCHOBREAK★ネタバレ★キャラ考察①カステヤノス家(セバスチャン、マイラ、リリー)
サイコブレイク キャラ考察①
カステヤノス家(セバスチャン、マイラ、リリー)
カステヤノス家の3人を考察・まとめ。
キャラを掘り下げて考察しています。長文です。
完全ネタバレ。
エンディング情報もあり、ご注意ください。クリア済み前提の記事になってます。
※あくまでも私の解釈&考察です。
間違いもあるかもしれません。未確定情報を含みますので、ご了承ください。
セバスチャンという人物
Name:Sebastian Castellanos
Age:38歳
Height:182cm
Weight:79kg
Voice:アンソン・マウント(Anson Mount)
Japanese Voice:木下浩之
20代の頃は警察官としてキャリアを積み、ゴールドバッジを取得しで刑事となる。
そして、パートナーであるマイラ・ハンソンと結婚し、娘リリーを授かった。
順風満帆に思えた彼の人生だったが、リリーの死を境に、妻との距離が開いていく。
ある日、マイラは娘の死についての捜査ファイルをセバスチャンに託し姿を消した。
妻までも失い、セバスチャンの順風満帆の日々は終わりを告げたのだ。
その後、セバスチャンは勤務中にも酒の力に頼ることになり、周囲からの評判も失墜していく。その裏では孤独に「娘の死」と「妻の失踪」について、独自に捜査を続けていた。しかし、心配したジョセフにより、強引な捜査を告発され、上層部から厳重な忠告を受けることになる。
ゆっくりと彼の仕事への情熱は、平静を失い絶望へと渦巻いていった。
人柄
刑事としては有能だが、人間関係は不器用。考える前に行動する行動派だ。
強面のイメージだが、手記はとても感情的で明るく穏やかだ。父になる不安や、娘が生まれる喜び、失った時の耐えられない思いなどを綴っている。
セバスチャンの捜査担当は「連続失踪事件」である。勘のいい彼は、今回のビーコン精神病院の殺人事件との結びつきを真っ先に疑っていた。
仕事熱心であり、“おまわりさん”と呼ばれたことに対し、すぐさま訂正することから「刑事」であることに誇りを持っているようだ。時には「ルールを少し曲げてもいい、教科書どおりのやり方だけではダメ」という考えのもと、己の信念を貫いてもいる。
いろいろと文句は言っているものの、困っている人を放っておけない性格である。
また、手記によるとKCPDに入ってからタバコを吸う悪習慣がついている。
他にも愛飲している酒は、ウイスキーで、クリムゾン市郊外のパークリッジの住宅街に住んでいたようだ。
妻子の事件後は…
乱暴な取り調べなど、感情をコントロールできていなかったようだ。
ジョセフに「お前まで俺に隠しごとをしないでくれ!」と言っていたりと妻失踪後は、すべての事に対して疑心暗鬼に囚われている。妻に事件のことを隠されていたのを思い出したのだろうか?
また、ジョセフの台詞からセバスチャンは「陰謀説」を説くなど、傍から見れば相当に無茶な捜査を行っていたらしい。内部監査以外の誰か(メビウス)からも、見張られてことにも彼は気づいていたのだ。
この状態のセバスチャンを一般的に見て“妻子を失い、気が触れた”と思われても仕方がないが、彼は独自の調査で真実に近づきつつあった。何かに取り憑かれたように失踪事件の捜査に没頭し、まるで抜け殻のようになっていったのだ。
この事からも、家族をとても愛していたこと、真実を隠れた場所から誘き出そうとしている事がうかがえる。
人間関係
マイラ
マイラを“いい女”発言したり、彼女のお尻を眺めるなど、セバスチャンの方がマイラにぞっこんな感じが見受けられる。
セバスチャンが冒頭で身につけていたコートは、マイラからの贈り物だ。
本編で、すぐに失くしている事から「彼女が消えた」という彼の深層心理が影響し、世界に反映したと思われる。
ジョセフ
セバスチャンとジョセフは、今とは違いパートナー当初は楽観的な付き合いだったが、同じ時を重ねることで信頼関係は強く、互いに称賛し合うほどになった。
しかし、セバスチャンの妻子の事件後、セバスチャンのアルコール依存症と無謀な捜査を心配し、ジョセフは上層部へ告発した。これはセバスチャンを想ってのことであるが、彼のキャリアを救ったにも関わらず、ふたりの関係は感情的にもつれ、大きな亀裂が生じたのだ。
キッドマンが仲間になったことで、さらに意見の不一致などがおき、セバスチャンは一方的な発言になっている。キッドマンをキッカケに二人の間に微妙な雰囲気が漂う。
のちにセバスチャンは、ジョセフの真意を知ることで、前以上に深い信頼関係を築くことになる。
キッドマン
セバスチャンとキッドマンとの関係は、常に緊張している。キッドのことを「自分の中の何かが警告を発している」と綴っていることからもわかるように、セバスチャンの人を見る目(観察力)と勘は、かなりいいようだ。
新人であるキッドに不信感を感じながらも、毎回自分に同行させていた。
自分もキッドを監視するためだと思われるが、疑いつつも彼女を信頼しており、キッドを気遣っていた。また、キッドもセバスチャンの事を「親切で無害だ」とメビウスに報告している。
セバスチャンが、仲間を大事にしていたことがうかがえる。
オスカー
オスカーとの関係は深く探究されていないが、警察官であり、刑事でないにも関わらず、運転中の彼の意見を頼もしげに聞いていたことから、少なくともいい関係だったと思われる。
セバスチャンは、オスカーががホーンテッド化した時も、大きなショックを受けていて、彼に特別な好感を持っていたことがうかがえます。
レスリー
セバスチャンは、レスリーに対して常に優しく話しかけ、パニックにならないように気遣っている。そんなセバスチャンにレスリーは好感を抱き、のちに何度かセバスチャンを助けた。
ただの患者と思っていたレスリーだが、重要人物だと知ったあとも、セバスチャンの態度は変わらず、全てをかけて彼を守っていた。
そのことからもセバスチャンは、慈悲深く優しい人物であることがわかる。
マルセロ
セバスチャンは、頼ってくるマルセロを何度も助けている。
セバスチャンは、フラッシュバックでルヴィクの過去をみたあとは、懐疑的にマルセロを見てはいるものの、最期まで気遣い助けようとしている。この事実からもセバスチャンは、基本的に" いい人気質 "だという事がわかる。
ルヴィク
世界を探索するにつれて、セバスチャンはルヴィクが「誰」であるのか。
そして、彼が「何をしたか」知っていく。
ルヴィクによる接触が何度かあるが、セバスチャンを乗っ取ることはできなかった。
セバスチャンの心が強く、決心が揺れ動かない(思い通りにできない)ことを察すると、ルヴィクはセバスチャンを正当な脅威として扱った。
セバスチャンは、ルヴィクの過去を見ていくなかで、彼に同情している。ルヴィクを許したわけではないが、彼と自分の苦しみを終わらせるため葬った。
マイラという人物
マイラのことを「粘り強く勤勉な」と、セバスチャンは手記に書いている。
真面目な刑事だったようだ。
マイラ・ハンソンは、クリムゾン市警察の刑事として働いていた。セバスチャンの部下として、共に事件を追っていたようだが、婚約後はパートナーを変えられることとなる。(仕事上、夫婦だと私情が出るからだろう)
娘が3歳までは、つきっきりで育児をしており、幼稚園に入ることで仕事に復帰している。しっかりと娘の面倒を見ていたようだ。
「行方不明事件」の捜索担当だったマイラ。事件の真実である” STEMプロジェクト "に辿り着くも、突如として娘を亡くすことになる。
哀しみを力に変え、仕事に没頭。
そして、事件の関連と「娘の死は事故ではなかった」という事実を突き止めた。
彼女はあまりにも深入りしすぎていた。メビウスとSTEMプロジェクトの事例を調査していくなかで、のちに彼女は行方を暗ましてしまったのだ。行方不明として警察に届けが出された。
メビウスのマーク
少しややこしいが、ルヴィクの刻印ではなくメビウス社のマークだ。
MOBIUSの「I」が、医療器具のピンの形になっている。
マイラの手袋にも同じピンのマークがある。
マイラがメビウス社のマークを身につけていることから、彼女がメビウス側にいることがうかがえる。
ルヴィクの刻印
ルヴィクの刻印を見てみよう。キッドの掌についた刻印だ。
同じようなマークである。
これはルヴィクが警告としてつけたもので、ルヴィクの世界からの帰還者に付いている。ルヴィクが断罪として、メビウス側の人間につけた?と思われる。
ルヴィクはゴーストとして「種子」を残したとも言っています。
このマークは、アドミニストレイターのトラウマの傷にもなっていると思われる。
社のシンボルに酷似しているが、彼がわざわざ同じにしたのか、たまたま似てるだけかは…謎である。
マイラの真相はどっち?
なぜメビウスは彼女を殺すのではなく、メンバーにしたのか?
詳細は不明ですが、腕のいい彼女を味方につけた方がいいと思ったのだろうか?
確実にマイラはメビウスで働いている。
キッドがメビウスに雇われた時や、任務報告のオーディオログでは、同じ女性エージェントが報告を聴いている。マイラが、そのエージェントである可能性は高く、キッドの担当上司だと思われる。
なぜなら、セバスチャンについて話す声には感情が見られ、言いよどんでいる。
また、セバスチャンのことをよく理解しているような返しをしている。
彼女については、まだ謎が多いですが「2つの解釈」ができる。
もともとメビウス説
仮説として、最初からメビウスのスパイという可能性だ。
そうだとすれば、警察の情報収集と操作ぐらいだと思われるが…現在はキッドが、その役割をしている。
例えば、他の何かの計画で潜入していたと仮定しても、セバスチャンとは自然と恋仲になり、婚約したと思われる。これといったセバスチャンに近づく要素がありません。
娘を亡くしたことも、想定外だったと思われる。
もし、セバスチャンが目的だとしても、8年以上もかけての計画があるでしょうか?
彼が刑事になる所からだ、無理があると思う。これは流石にないと思う。
それよりも、他の適正な人材を探した方がマシである。アドミニストレイターも、研究に時間をかけるなと言っているからだ。
ゆえに、セバスチャンは本当に単に巻き込まれただけだろう。
また現に、メビウスの研究実験であるSTEMで使う人材は、実験対象(捨て駒)は" ジュリ・キッドマン "だった。セバスチャン目的の話ではない。セバスチャン達も、一時の捨て駒ではあるが、ルヴィクからキッドを隠すための目暗ましだと思われる。
よって、「もともとメビウス」の説は薄いし、ありえないと考える。もし、そうだったと仮定しても、彼女のセブへの愛は本物なのは間違いない。
娘のために働く説
“マイラの能力は怖ろしく高い”とセバスチャンも言っているように、とても優秀で才能のある刑事だったようだ。娘の死と、火事の事件を調べているうちに、メビウスの存在と関与を発見したのだろう。
もともとメビウスなら、事件やメビウスを根気よく嗅ぎ回る必要はない。
また、精神病院の虐待や不正も、彼女がメビウスであれば、公になる前にもみ消せたはずだ。ましてや新聞には「正体不明の機関によっての実験」と報道されている。
これこそ、もみ消すべき事柄である。
他にも、マルセロとも研究員として顔見知りでもいいはずだ。
マルセロは、マイラのことを「関わりたくない女刑事」と言っている。
よって、マイラは普通の刑事であり“メビウスではない。”と考える。
また、娘を想う気持ちと、セバスチャンへの手紙を見る限り、真面目な刑事で嘘偽りのない愛と真実だと考えられる。
手紙の文は、日本語は「全てを託すから、成せることをして」とあります。
英語で読むと「(できれば関わらない事を願うが)終わらせるかは、あなた次第」と書いてあった。これは巻き込みたくないが、という夫を気遣った言葉だと思う。
そして「あなたの正義を見出して、“リリーのために、わたしのためにも”」と終えている。この言葉を素直に受け取れば、メビウスでは何らかの意図があって働いていると考えることができる。
私は、こちらの説を信じたいです。
という事で、ここからは”娘のため説”で考察が進んでいくので、ご了承ください。
マイラの目的とは
DLCで明らかとなる、妻マイラの真実。
メビウスに染まる妻をセバスチャンは知らない。
マルセロが、メビウスにKCPDの女性刑事が嗅ぎ付けているのを報告したことで、メビウスは「研究の邪魔にならないように対処する」と言っていた。
メビウスの対処
メビウスは、マイラの調査が、あまりにしつこいために何らかの手を打ったのだ。
しかしマイラは、他の拉致された人物のような行方不明ではない。自ら、表舞台を去っている。それでは、メビウスのした「対処」とは何だったのか?
まずは、娘を使ったと思われる。しかし、それでも諦めず嗅ぎ回り、娘の件までも同じ事件だと突き止められたことで、これ以上嗅ぎ回らないようにするために、何か取引があったのではないだろうか?
そう仮定して、私の勝手な独断と偏見の妄想だが。
- 娘は火事では死んでいない。もしくは、危篤状態。
- 人質として誘拐。
- STEMの機能を説明し、娘を取り戻せると脅迫・勧誘。
このどれかではないだろうか?
彼女を消すのではなく、逆に有能なマイラをメビウスに取り込んだ「何か」があったと思われる。
DLC3の肉屋のペドロ・マーティンの娘マルタと、同じような状況だろうと思っているが…真相は明らかにされていない。
なぜメビウスに?
手紙には「これを読んでいるなら、事態は最悪の結末を迎えただろう」と、彼女は未来を悟っている。また、自分の死を予期しているのでなく、結果を説いています。
そして「事件の真相と私の狂気から、あなたを守るために隠していた」と謝罪している。この手紙からは、自らメビウスに移ったようなニュアンスにも受け取ることができる。
彼女の狂気には、セバスチャンも少しは気付いていたようで、手記には「嘆き悲しむ彼女の様子は…普通じゃない」「まるで現実から逃れようとしている」と綴っている。
彼女の言う「狂気」とは、もしかすると" 娘を蘇らせよう "としていることか?
そして、娘のために真犯人である“メビウス側に就くこと”も含まれているような気がする。
もし、リリーが本当に亡くなっているのなら、ルヴィクが姉を復活させようとしたように、マイラも同じことを考えたのではないだろうか?そう誘惑され、計画に加わったのではないだろうか?
どちらにせよ、すべては「娘を取り戻すため」ではないかという考察だ。
そう考えると、メビウスの実験内容を知った彼女は、STEMが適切かつ安全に機能するように働いているかもしれない。という考えに落ち着きます。
「失われた娘を取り戻せるかもしれない」という“希望”と“彼女の闇”が、彼女を行動させているのかもしれない。
自分の身を挺して研究に関わり、何かをしようとしていることは確かである。
リリーという人物
生年月日:2006年7月18日
死亡日:2012年2月11日
年齢:5才
家族:セバスチャン・カステヤノス(父)
マイラ・ハンソン(母)
クリムゾン市郊外のパークリッジの住宅街の火事により、家屋は全焼。
ベビーシッターと共に死亡。
セバスチャンの手記によると、物怖じしない子だったようだ。リリーは、母似のしっかりした女の子だったのがうかがえる。
以上、カステヤノス家の考察でした。
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