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【サイコブレイク】PSYCHOBREAK★ネタバレ★キャラ考察⑧マーティン家(ペドロ、マルタ)

サイコブレイク キャラ考察⑧マーティン一家
(ペドロ、マルタ)

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マーティン一家を考察・まとめ。
キャラを掘り下げて考察しています。けっこう長文です(;´Д`)

完全ネタバレ。エンディング情報もあり。ご注意ください。
クリア済み前提の記事になってます。
あくまでも私の解釈&考察です。
間違いもあるかもしれません。
未確定情報を含みます。ご注意ください。

ペドロ・マーティンという人物

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DLC『ザ・エクセキューショナー』の主人公、ペドロ・マーティン。
マルタという娘がおり、肉屋を営む普通の父親のようだ。

娘を救うために、STEM計画に参加したと思われる。

キーパーとなる

ペドロと金庫頭のクリーチャー「キーパー」を
同調同化させることに成功。
キーパーとなり、STEM界へと接触を図る。

なぜ?ペドロを使った?

ルヴィクと縁故のある男であるようだ。
「縁故」をどうとるかで、意味合いも変わってくる。
血縁・姻戚などによるつながりか、付き合いのある程度なのかは不明だ。

しかし、ルヴィクでなく「ルベン」の時を
知っているという点で、姻戚ぐらいの関係ではないだろうか?

どちらにせよ、メビウスは検証や実験を成功させたいはずだ。
STEM界で、ルヴィクの意識から誕生した「キーパー」と同調するため
拒絶が少なそうな血縁者を使ったのではないかと思われる。

マルタ・マーティンという人物

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ペドロの娘。
もともと、どういう状況なのかは不明だが、死の病に侵されており、
ルベンによって治療中だったようだ。

しかし、ルベンの治療信用しない父親
喧嘩した彼女は、父の承諾もなく、治療を受けた。

その後、飛び出した彼女の身に何が起こったかは、明らかにされてはいない。

どうやってSTEM界に入ったのか?
彼女は理解していない事から、すでに死んでいたか?
もしくは、気を失っていた。のどちらかだろう。

彼女が現実で置かれていた状況は、詳しくは語られていない。

マルタに起きた事

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STEM界を逃げまどうマルタ。
記憶の断片として表れます。

すべての繋がれた被験者と接触しており、
彼らがSTEMに支配され化物になる姿をみて、怯えています。

マルタ自身もSTEM支配による影響と、
繋がれた複数の人間の接触により、
世界と混じり合うように侵蝕される。
自分の記憶が薄れ、徐々に記憶を失っていってるようだ。

しかし、他の接続被験者を殺すという、父親による任務遂行により
娘へのSTEM支配と、記憶の消失の影響を抑えることに成功していた。

父ペドロの影響

マルタのSTEM支配を喰い止めることに成功したと思われたが、
肉親として深い繋がりがあるからか?
もともとルヴィクの意識の個体である、キーパーとして動いているからか?
被験者である父そのものが、娘へと深く影響を与えていた。

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ルヴィクが赤い粒子を纏っていたように、
ペドロの操るキーパーは青い粒子放ち、もう一人のキーパーが誕生する。

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大切に抱き上げている所を見ると、父の想いがSTEMの影響で形となり、
ブラックキーパーとなったのだろうか?
それとも、ラウラの技を使ってくるので、ルヴィクのキーパーだろうか?

どちらにせよ、近づくだけで、娘のSTEM支配を促進してしまう存在になった父親

ルヴィクがいる?

STEM界で、マルタはルヴィクと出会っている。
マルタの言う先生というのは、ルヴィク(ルベン)の事だ。

STEMは、今まで接続された人間の記憶で成り立っている。
そのため、まだ記憶はそのまま残り続けていると思われる。
ルヴィクの意識は脱出したが、記憶の産物は存在しているのだろうか?

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ワープ的な移動は、ルベンの影響だと思われる。
その後、STEMからルヴィクの反応も消えたようだが...。

父への想い

娘の書き置きに、マルタの思いが書き記されている。

若干、英語と日本語では解釈というか...、ニュアンスの違いがあり
私は英語の解釈の方が好きかな(^^)

少しだけ抜粋してみます。

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The shaking won't stop.
(震えが止まらない)
I can't remember Dad's face.
(パパの顔が思い出せない...)
I'm slowly forgetting who I am.
(少しづつ、自分が誰だか、わからなくなっていってる。)

There are all those monsters around.
(そこら中に、あらゆる全ての化け物がいるわ。)

It's like I don't even care if they get me anymore.
(捕まったとしても、もう....どうでもいい...)

But at least I want to see Dad one last time.
(でも、せめて...最後にパパに会いたい。)

ラウラのような化物と限定はされおらず、
化物にも、すっかり慣れてしまったニュアンスです。
ここに存在する、すべての化け物を見ていたようです。

震えが止まらないのは、
父親の顔を忘れたことに対して、
そして、自分の記憶の喪失、離人感への恐怖と怯えだと思われます。
ジョセフと同じ、自分を見失う恐怖に怯えているようです。

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Something is getting closer.
I can feel it.
(何かが近づいてる、感じるの。)

I guess this is it.
(きっと、これだわ。)

Sorry, Dad. I know you tried.

(ごめんなさい、パパ。頑張ってくれたのね。)

英語では、父のSTEMでの行動に気づき
感謝している書き方をしている。

そう解釈した時、最後の手を握りしめる行動に胸を打たれました。

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喧嘩をして、勝手なことをしたのに、
自分のために危険なSTEMにまで駆けつけた父。
「ありがとう」感謝と敬意を示していると、私は解釈しました。

父と娘の複雑ですれ違った関係が、
また繋がり、想いが通じた瞬間で、
我が子への深い愛情が切ない余韻を残し、終焉を迎えたEDでした。

マルタのその後

父親のおかげで、STEM界から覚醒し、脱出する事ができたマルタだが、
今後も、記憶の保全状態を調査されていくことになっている。
メビウスの被験者として、監視されていくのは避けられないようだ。

今回の検証実験の目的

今回のSTEMでの実験は、
ルヴィクが「レスリーにより装置を脱出」のプロセスの検証実験だ。

ルヴィク縁故の親子を使い、
レスリーを依り代にルヴィクが、STEM界を脱出”したか?を再現。

つまり、同じように「娘がSTEM界から脱出できるか?」が、
この実験の重要なポイントだ。

STEMに繋がれた7名

「少女」(マルタ?それとも、依り代?)
「刑事(ジョセフ)」
「双子の弟」
「殺人犯」
「精神患者」
「元傭兵」
「少女の父親(ペドロ)」

脳は誰のもの?

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誰の脳が、ソースなのかは不明だが
「ルヴィク(脳)が、レスリーを依り代に脱出」を検証するのだから
普通に考えれば「マルタの脳」だと思われるが...。
そう考えると、バスタブに接続された少女の身体は「マルタではない」ことになる。

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脱出後の少女の顔は見えない
髪や服のデザインは、写真のマルタと似ている。マルタ本人だろうか?

報告書に「STEMの接続からの覚醒」とある。
他の被験者と同じくSTEMに繋がれただけなら、セバスチャンと同じ、
単なるSTEM界からの脱出になる。依り代でなく、生還でも可?

セバスチャンの脱出は、メビウスは認知していないと思われる。
キッドは「死んだ」と言って、逃がしたからだ。

他にも、繋がれた被験者たちを見ることができる場所で、少女だけ部屋がない。
少女だけ隠されている演出が、何を意味するのか?(深読み?)

中央の脳に関しての詳細は、不明です。

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では、マルタの脳でないのなら、誰のものなのか?
ケースに名前の明記はない。

まだ、ルヴィクの脳が存在するのであれば(脳だけ、行方不明中...)
ルヴィクの脳かもしれないが...。

彼の脳は、セバスチャンがSTEM界で踏みつぶした際に、脳死した恐れもある。

マルタの顔

ソフト開発上の工程で、顔が変更になったのであれば、話は変わってきますが(笑)

マルタの顔が、行方不明ポスターとゲーム中とでは、顔立ちが変わっている。
可愛い系と綺麗系と、かなり違う。

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左がポスターのマルタ、右はセーブ画面にある写真だ。
髪型も若干の違いがあり、前髪の違いと髪の質感の違い。
ゆるふわロングとストレートボブだ。STEM内で出会う娘は、右の顔になっている。

仮に、今回の実験被験者は、マーティン一家ではない?と考える。
それはないとは思うが、ゲーム中には彼らの名前は出てこない。
それだと、考察全部がひっくり返されますね(笑)

ちなみに、ポスターはキッド編「The Consequence」で見ることができます。
このポスターは、次のDLCの伏線のための小道具だろうと思われるが…。

いろんな憶測ができ、私の妄想は尽きないですが(笑)
「脳=マルタ」で「身体=別の少女」だと、色んな意味で面白そうだな。と
私は思いますが、依り代にできるシンクロ率は珍しいようなので、
マルタも普通にバスタブ接続されたと思うのが、妥当かと思われます。

曖昧に謎を残した感じが、好奇心を掻き立てられますね。

STEM界の仕組み

ファイル伝送による、指令サポート可能であるようだ。
キッドも同じように指令やサポートを受けていた。

つまり、外界からSTEM界への接触や操作が可能という事だ。
またSTEMは正常に起動しているという事になる。

指令文を見る限り、被験者数名は突然放り込まれたのではなく
STEM計画に自ら参加しているように思われる。

私の推測では、ペドロは娘が助かるという見返りにより賛同したように思うが、
すべては娘のため動く、父親の姿を見ることができる。

検証結果

少女は記憶を保持したまま、目が覚めた。
覚醒後は、父親に駆け寄り手を握りしめた。

今回の実験で、ルヴィク脱出の確実性が増したこと。

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また” 我々 ”と言っているが、この実験の担当主任っぽいのはマイラである。
そう、セバスチャンの妻だ。

「目標実現の大きな進展」となる、とレポートを締めている。
この目標とは、娘リリーの事である可能性も高いのでは?と思われるが...。

なんにせよ、メビウスは推測でしかなかった「ルヴィクのレスリーによる脱出」が、
現実味を増したことがわかる。

STEM影響(メビウスの把握内容)

ルヴィク脱出後のSTEMではあるが、
今まで知られていなかったSTEMの仕組みが、詳しく明らかになってきている。

メビウスが把握できている内容としては以下である。

1. STEM界は、被験者の記憶を吸収し、人格や容姿さえも変貌させ支配する。
2. STEM支配化にあるものは、中継点の役割をし波長を配信。
 周囲の残存した記憶や意思を奪う行動をする。
3. 記憶保全の低下。
4. ルヴィクの存在は、STEM支配の要因ではない。
5. STEM内で絶命しても、脳死には至らない。

脳死しない

一般的に脳死=人の死」とされている。

絶命しても脳死ではない状態。
つまり、脳は生きており、うまく活用でき、ソースにすることで
肉体を得られる可能性がある、
という事だろう。たぶん...。

今回、ジョセフもキーパーに殺害されてはいるものの、
生きている可能性があるという事だ。

メビウスの事だ、肉体が滅んでも、
脳が生きているなら、実験用に脳は保管すると思われるが…。

 

以上、マーティン一家の考察でした。

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