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【感想】Wolfenstein:The New Order(ウルフェンシュタイン:ザ・ニューオーダー)

Wolfenstein:The New Order 感想

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結論:とにかく、撃ちまくりたい人のためのFPS
多彩な武器も魅力的!ブラスコがカッコイイ!
※あくまでも、個人的感想によるレビューです。


サクッと感想! 良かったところ
良質なガンアクションシューティング。
大規模な世界観とストーリー展開。
個性的なキャラで紡がれるテーマ性のある物語。
残念なところ
英語音声が収録されていない。

 

<お気に入り度> 80 / 100%
項目 ストーリー アクション・
システム
やりこみ ナチス 個人的好み
評点/S~D A S A B A

【クリアまでのプレイ時間】 ~12時間ほど

【お気に入り度の目安(~100%)】
◆80~99%:とてもオススメで大好きな作品 ◆60~79%:高い満足度が得られる作品
◆50~59%:普通に楽しめて面白い作品 ◆20~49%:少し残念な点が多々ある作品
◆1~19%:イマイチで私には合わなかった作品
【評点の目安】
S:秀、A:優、B:良C:可、D:残念
+:多少の加点

<↓詳しい感想は下記で↓>

ストーリー

アメリカ陸軍のレンジャーとして訓練を受け、米国諜報機関にスカウトされた“B.J.”こと、ウィリアム・ジョセフ・ブラスコヴィッチ大尉が主人公だ。

時は1946年。ナチスの超高度技術兵器により、第二次世界大戦末期の連合軍は、敗戦が濃厚になっていた。そこで連合国軍は、最後の急襲作戦を試みるが...。
のちに、想像を超えたナチス帝国へと変貌を遂げた1960年の世界が待っていた。というナチス支配の世界に反旗を翻すストーリーになっている。

国(アメリカ)のために。この独裁を終わらすために。世界のために...。
ブラスコヴィッチは、どんな時も諦めず立ち向かっていく。愛する人達を守るために。
この精神が素晴らしくカッコイイ!すごい男だなという印象しかない(笑)

超高度テクノロジーで、度肝を抜かれる展開も多々あり、それが逆に斬新で面白い!
そして、恐れるものはないブラスコヴィッチが頼もしい。物語も緩急があって良かった。

アクション・システム

全体的に難易度は高めだが、FPSが苦手な人向けに「ベリーイージー」も用意されているので、気軽に楽しめると思う。

高度技術で生まれた武装メカ、犬型ロボ、特殊なアーマーを纏った武装兵。
一筋縄ではいかない敵ばかりだ。

基本は、銃を撃ちまくるゲームではあるが、ステルスも可能!
敵の背後からナイフで倒すこともできるし、遠くからナイフを投げても倒せる。
サイレンサー付きの銃もあり、静かに暗殺して動くこともできる。他にも武器は様々なものがあり、2丁撃ちも魅力の1つだろう。

「撃ちまくる」と気になるのが弾薬。
敵を倒すことで手に入れられるし、まんべんなく配置されているので、弾切れで困ることはないが、場面ごとのボス戦に向けて無駄撃ちはしない方が賢明かもしれない。

弾切れの心配よりは、被弾ダメージの方がシビアに作られている。アーマー分とライフの2重ライフで、ダメージを受けるとアーマー耐久性が減り、耐久性が無くなると、次はライフが減るようになっている。

ライフは、一発で半減するのでアーマーの耐久を切らせたくないところ。特攻するよりは壁に隠れるなどして、なるべく無傷で戦うことを要する。つまり、カバーしながらの戦いは、避けられない。

全体的にFPSゲームとして面白い作りになっているし、難しい操作もなく楽しめる。

やりこみ

序盤の選択で、2つのタイムラインが発生。
2通りの世界が遊べるのだが、サポートアイテムの違いがあるだけで、物語内容の変更はない。気になる人は、2通り遊んでみるのもいいかもしれない。

やり込み要素としては、スキル上げと収集物ぐらい。ファイルやエニグマコード、ゴールドと、それなりに収集物が用意されている。

エニグマコードは集め解読する事で、本編を“新しいモード”で遊べるようになる。
通常でも難易度が複数用意されているが、ここで開放されるモードは難易度ハードな上に「特別な縛り」で遊ぶことができる。

クリア後は、チャプター毎に遊べるようになっているのは、収集物回収には嬉しい。
収集物の場所が、なかなか難解で探すのに苦労した。収集回収で、何度も同じチャプターを遊んだほどだ。

トロフィーは遊んでいるうちに、ほぼ取れるようになっている。ほとんどが、ストーリーとスキル獲得のトロフィーだ。唯一の難関は「最高難易度クリア」ぐらいだと思われる。

ナチス

ナチス第二次世界大戦に勝利したIFの「ディストピア」な世界だ。
ナチス独特の雰囲気と、謎の未来技術を混ぜ、新しい独裁世界が誕生している。

超高度テクノロジーを使って大戦の流れを変え、勝利を世界を手に入れたナチス
世界中を軍事力を持って支配する独裁体制、人種差別、無慈悲な粛清。
残酷極まりない不条理で、この世界の全人類から「自由」と「希望」をすべて奪い去っている。

そして、ボスよりもインパクトのあるナチスの女幹部「フラウ・エンゲル」だ。
彼女が人を見下し、恐れで弱者をもてあそぶ様は“力を得る”とは、どういうことなのかを存分に表現している。またナチス理念を崇拝する人間の恐ろしさを体現した強烈な存在感で、このゲームを盛り上げている。それが女性というのも面白い要素だ。

総合

「ブラスコヴィッチ」という名前が、一度聞いたら忘れないインパクトだし、遊んだら分かりますが「フラウ・エンゲル」の気味悪さと、執念深さと恐ろしさ(笑)

なによりFPSの楽しさを詰め込んだ爽快感面白かったです!
銃を撃ちまくる楽しさが、前面に出た作品になっています。そして、ストーリーもじっくり楽しめる内容でもあります。ただ撃つだけのゲームではなく、それとなく隠されたテーマや、作りこまれた物語に考えさせられました。

また、ED曲「I Believe」も素晴らしく、“ウルフェンシュタイン.ver”は、とても美しく、哀しく響いた。ストーリークリアの余韻と、EDロールで流れた歌声と歌詞に鳥肌が立ち、涙が流れました。いつ聞いてもグッとくる素晴らしい歌です。特にメリッサさんの声が透きとおっていて、心に沁みてくるんです。

女性ボーカルなためか、「アーニャの想い」と重なる上に「みんなの願い」とも重なり胸が締めつけられる、良質なEDロールだった。歌詞字幕が入れれば、もっと言葉が沁みたのに!勿体ない!と思うくらいです。

素晴らしいので一部歌詞を抜粋引用。
引用としたけど、英語からの私訳なので解釈違いはご容赦ください。

信じてる、夜の闇を星々が照らし続けることを
信じてる、挑戦し続ければ いつか上手くいくと
信じてる、いつの日か 私達の歩む道が見つかることを
そして、素晴らしい日々がくると、信じているの

信じてる、愛し合う者同士が寄り添って歩ける日を
信じてる、いつか幸せに満ちた日が訪れると
信じてる、祈りを天使が聞き 神に届いていることを
そして、素晴らしい日がくると、信じているわ

...(割愛)

私はまだ信じてるわ、素晴らしい日がくると
それは、私のためではなく、あなたのためでもなく
知っているわ、あなたが苦難に耐えたことを、私も耐えたから
いつかすべての人々の願いが... 叶わない夢はないのだから

私は信じている...信じてる...信じてる
あぁ、素晴らしき日々

     引用:「I Believe」より

youtu.be

歌詞を噛みしめて、また遊ぶのも面白いかもしれない。

1つだけ(個人的に)残念な点が、英語音声で遊べなかったこと。海外の作品なのに、なぜ音声切替がないのか。吹替えでも存分に楽しめるのですが、できれば好きな方を選択できると嬉しかったな。

以上、ウルフェンシュタイン:ザ・ニューオーダーの感想でした。

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