crazy about video games

遊んだゲームの感想・考察など、まとめ中心の個人的なゲーム備忘録。

【バイオハザード】スティーブ・バーンサイド 孤独な囚われた少年

愛に飢えた少年騎士

今回は、スティーブ・バーンサイドについて書いていきます。
多少の個人的解釈が含まれていますこと、ご了承ください。

※ネタバレ注意

ティーブ・バーンサイド

f:id:bio-re-love:20181004140737j:plain
ロックフォート島の刑務所に囚われた少年。人間不信で傷つくことを恐れるあまり、軽口を叩いてしまう、まだ未熟な17歳。

f:id:bio-re-love:20181004140805j:plain
生物災害後の混乱に乗じて刑務所を脱走。孤島脱出のため探索していた時、クレアと運命的な出会いを果たす。

若さゆえか自意識過剰な面もあり、ひとりで突っ走って痛い目を見るなど、無鉄砲な行動でヒヤヒヤさせることも少なくない。

恐ろしいモンスターへの恐怖を押し殺し、一人前の男としてクレアを守っていた。

AGE:17歳
BLOOD TYPE:AB型
HEIGHT:173㎝
WEIGHT:67.5㎏

父の愚行と失墜

元アンブレラ社員の父親。アンブレラ社員の誰もがB.O.W.開発に携わているわけではなく、一般的な製薬会社としての表の顔もある。会社の裏の顔を知らない社員は数多くいることだろう。スティーブの父親も、生物兵器開発やウィルス研究など、裏仕事に関わってない1人だっただろう。

ある日、スティーブの父は兵器部門の機密情報を偶然に目にし、外部に売ろうとしたのだ。闇仲介ルートを持っていない素人の父親は、アンブレラ防諜網に嗅ぎつけられるが逃亡。父親の身柄確保に失敗したアンブレラは人質として家族を拘束した。

f:id:bio-re-love:20181006123723j:plain
そんな状況を知る由もなく、事情を理解していない母親は、突然自宅に踏み込んだ男たちに抵抗したのだろうか?スティーブの目の前で射殺されてしまう。

父親は、ほどなくして発見され監獄行きとなる。機密情報は洩れなかったが、アンブレラの殺人を目にしたスティーブを生かして世間には帰せないこともあり、父と共に“処刑島”と呼ばれるロックフォート島へ収容されることとなった。

それ以来、ティーブは他人だけでなく、身内に対しても不信感を抱くようになる。

複雑なスティーブの心情

孤島で、深い悲しみに暮れる日々を過ごしてきたスティーブ。

クレアには生意気でお調子者を演じているが、根は優しく素直で、誰よりも純粋な、愛に飢えた少年である。彼の言動の先にみられる、ふとした表情から心の底では“頼られること”“自分を必要とされること”を渇望していたと推察できる。

f:id:bio-re-love:20181004140850j:plain
信頼する父に裏切られたと感じ、絶望を知るスティーブは極度の人間不信に陥り、自分以外は信じられず己の殻に閉じこもっている。

f:id:bio-re-love:20181006130224j:plain
一方で無機質である銃への盲信。他人をかえりみない行動、乱暴な言葉が最初は目立つが彼にとって悪意はない。

f:id:bio-re-love:20181006123858j:plain
銃に対しての、はしゃぎっぷりは10代らしい子供っぽさが見える。

銃のトリガーを引くことで「ゾンビへの恐怖」も「父への憎悪」も忘れることができたのかもしれない。

父への怒りと悲しみ

『家族の絆』を否定したり、家族の話題になると不機嫌になるスティーブ。
これは、父との確執により生じたものだ。

f:id:bio-re-love:20181006124545j:plain
強く身内を否定するスティーブだが、スタンダードアイテムとして「家族写真」を大切に持っている。本当はクレアみたいに“家族を信じたい”のだ。しかし、それができない自分に苛立ち、クレアに八つ当たりしている。真っ直ぐに信頼するクレアに苛立ち、妬いていたからだろう。

父と対峙

f:id:bio-re-love:20181006125040j:plain
母が殺されたのも、自分が刑務所暮らしなのも、すべては父のせい。父を激しく憎みながらも、憎みきれない彼の心情が、ゾンビ化した父と出会った時に明らかになる。

あんなにも憎んだ父だが、本人を目の前にすると憎むことはできなかった。どんな姿になろうとも愛した父を、大切な家族を撃つことができずにいた。

戸惑うスティーブをよそに、動けないクレアに襲いかかった父ゾンビ。クレアの悲鳴を聴いた時、あの時の母の悲鳴と重なったのかもしれない。

f:id:bio-re-love:20181006125111j:plain
クレアを救うために...。

大好きな父にクレアまで殺させはしない。そんな真似はさせれない。と覚悟を決めたスティーブは、別れの弾丸を撃ち込んだ。

クレアへの苛立ちと恋心

f:id:bio-re-love:20181004140914j:plain
f:id:bio-re-love:20181004140923j:plain

身内へ強い信頼をみせるクレア。
頑なに家族である兄クリスが「迎えに来てくれる」と信じるクレアを見ると、スティーブは苛立ちを隠せずにいた。初めは邪険に扱い、協力も拒んだ。クレアの言葉に感情が高ぶり、思わず強気に出たり、暴走したりしてしまうほどだ。

f:id:bio-re-love:20181006124104j:plain
f:id:bio-re-love:20181006124112j:plain

ここにいない兄よりも、目の前にいる自分のほうが頼りになることを、スティーブはクレアに見せつけはじめる。

“自分を必要としてほしい”とばかりにクレアを助け、頼りがいをアピール。

冗談で「クレアの騎士(ナイト)」だと気取っていたが、彼の心に恋心が芽生える頃には、そんなことは口にしなくなっていく。

f:id:bio-re-love:20181004141055j:plain
クレアと協力を通じて、しだいにスティーブは心を開きはじめていた。クレアを大切な女性として思う心と、ふたりで無事に脱出するんだという心を胸に、少年が頼りがいのある男へと成長していく。

恋から愛へ

ティーブがクレアを気に入ったのは、彼女の“優しさ”と“強さ”に心を打たれたからだろう。憧れもあったと思われる。

f:id:bio-re-love:20181006132441j:plain
さりげなく恋心をほのめかすスティーブだが、なかなか相手にしてもらえず...。
クレアに見惚れたり、いい所を見せようと張り切るあまり、ミスを犯すことも多々。
しかし、クレアは彼のミスを咎めなかった。

f:id:bio-re-love:20181006124830j:plain
父との決別後も、スティーブの吐露した心情をすべて優しく受け止めてくれた。

互いに守り守られるなかで、彼のクレアに対する感情は「愛情」へと変わっていく。
後半のスティーブは、愛する人を守りたいのに上手くいかない自分の情けなさに落ち込んでいるようでもあった。

f:id:bio-re-love:20181004141129j:plain
f:id:bio-re-love:20181004141716j:plain

クレアが自分への恋心に気づいているかはさておき、スティーブの落ち込みを察し、彼が無茶をしないように「二人一緒に脱出すること」を何度も釘を刺している。

ティーブの最期

f:id:bio-re-love:20181006124906j:plain
覚醒したアレクシアに捕らわれ「t-Veronica」を投与されてしまう。

ウィルスの浸食によりモンスター化したスティーブは理性を無くし、クレアに襲いかかったかに見えたが、彼のクレアへの愛は消えていなかった。ウィルスに抵抗をみせ、自我を取り戻したのだ。それに気づいたアレクシアが放った触手がクレアを苦しめるが、愛する女性のために自分を犠牲にして最期までクレアを守った。

f:id:bio-re-love:20181006124935j:plain
致命傷を負ったことと、完全に自我を取り戻したことで、元の姿へと戻ったスティーブ。クリスの到着を喜び安心したのか、クレアへ愛を伝えながら...命を落とした。 

遺体回収後...

ティーブの亡骸には「T-Veronica(別名:T-アレクシア)」が存在している。

「T-Veronica」回収を目的としていたウェスカーは、抜け目なくスティーブの遺体を回収。スティーブから採取された「T-Veronica」は、オペレーションハヴィエにて使用されている。

ティーブの伏線は一応は回収されているが、ウィルス採取後のスティーブの亡骸が、どうなったのか。彼の遺体の行方は誰も知らない...。

登場作品

バイオハザード コード:ベロニカ

==========

以上、スティーブ・バーンサイドについてでした。

© CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.