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【サイコブレイク2】 リアム・オニール キャラクター 考察

キャラ考察★オニールという人物

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オニールを考察・まとめ。
キャラを掘り下げて考察しています。長文です。

完全ネタバレ。
キャラ解説のためネタバレ必須となっております。ご自身の判断で閲覧ください。

※あくまでも私の解釈&考察です。
間違いもあるかもしれません。未確定情報を含みます。

リアム・オニール

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Liam O'Neal

プロフィール
生年月日 1986年
年齢 31歳
性別 男性
職業 メビウス技術者
(武器の製造・改造など)
身長 177.8cm
体重 74.8kg
人種/国籍 アメリカ人
他...
出演作 サイコブレイク2
英語:声 ジェシー・ルノア
(Jesse LeNoir)
日本語:声 増元拓也

人物像

戦いは苦手なエンジニア。守られるだけの弱者として登場するオニール。

会話などから、利己主義な性格だと受け取られがちだが、臆病であることが原因で「利己主義的」と誤解されてしまうだけだ。
本来は優しい心を持った男で、不器用で損な性格をしている。

オニールは“ 自分だけよければいい ”という考えではなく、自分の利益がなくとも、セバスチャンに援助やアドバイスなどしている。

「セーフハウスからは出ない」と頑なに拒むが、恐怖と命の危機に怯えた防衛本能よる反応であり、一般的な反応である。
つまり、警戒心が強いだけで、本来の彼は利己主義者ではない

そんな弱い心はセオドアの標的となり、彼を追い込み利用されてしまう。

外見

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頭は丸刈りで、ワイヤーフレームのメガネから覗く明るいブルーの瞳。
服装は「MOBIUSマーク」の防弾チョッキを着用。メビウスチームの制服だろう。
両腕にかけて防護を付け、身の安全を第一にしているが伺える。

探索チーム投入

コアが、STEM内で行方不明になってから約24時間後...。外界との接触を失う前に、内部工作員メビウス本部に状況を報告。

これに対して、メビウスはSTEMへ治安部隊との合流計画を開始し、コアの配置復元を支援する為に、探索隊であるアルファチームを送った。

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しかし状況は、はるかに悪化しており、変異した市民が想像以上に大きな割合を占め、混乱を招いていた。そして、世界自体が継ぎ目から壊れ始めていたのだ。

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環境の復元をするために安定化装置を設置したが、狙った効果は得られなかったようだ。後に、正常に起動していなかったことが判明するが…。

チームは攻撃を受け、分離。

オニールとベイカーの二人となった探索チーム。そんな状況から、身の危険を感じたオニールは、安全を考えベイカーを説得。

" 危険な仕事は他の人に任せよう "と説くも、リーダーでもあるベイカーは耳を貸さず、ひとりで大きな信号を追跡をはじめた。

セバスチャンとの出会い

探索チーム到着から、1週間が経っていた。

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オニールは、通信機が拾うコアの信号の調査中に、ロストの大群に襲われることに。

逃げそびれるが、護衛に助けられ生き延びた。そんな彼らをセバスチャンは、ユニオン到着時に目撃している。

命からがら、セーフハウスに逃げ込んだオニール。仲間も護衛もおらず、独りとなった事で、安全な拠点に留まることを選んだ。

そんなハプニング後、セバスチャンがセーフハウスに訪れたわけだが、初めは敵対的かつ懐疑的な態度を取ったオニールだが、危害を加えないとわかると、セーフハウスの利用も含め、さまざまな情報などを提供し協力している。

オニールの援助

セバスチャンに同行することは拒否したが、通信機で「出来る限りの援助はする」と協力姿勢を見せている。崩壊したユニオンを前進するのに欠かせない情報重要なアドバイスを度々している。

他にも、外の様子(部隊の情報)を知らせると感謝し、お礼に武器改造の部品を分けてくれたり、と生き延びるための援助をしている。

惜しげもなくメビウス裏情報である「脊髄」の使い方なども教え、ユニオンの住宅地周辺の様々な安全地帯の情報も提供。

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彼はセバスチャンのために、頼まれる前から、行き先の情報を入手したりとサポートをしている。

脊髄のガス漏れが分かれば、彼のために清潔なガスマスクを調達(用意)したりと、細やかな気遣いが見られる。

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他にも「小型の安定化装置をこっそりと作っている」など、後々を思っての仕事は、仲間思いの優しささえも感じられる。

いつもセバスチャンの身を案じ、化け物に気をつけるように声をかけたり、心の底ではメンバー皆の安否を心配をしている。

利己的というよりは無私無欲で、実際は、とても思いやりのある心を持った男であることが分かる。

有能な技術者

特殊な通信機や、ユニオンと脊髄を繋ぐPC、他にも安定化装置など、機械工学に長けており、プライドを持って仕事をしている。
優秀な技術者である。

機械修理を専門としているが、銃器工学についても知識を持っているようだ。
彼が作る部品は、様々な武器を改造するのに使える。

大袈裟に言えば、“彼のサポートなしでは、ユニオンで生存するのは難しかった”と言ってもいいほどだ。

不器用なふたり

時に、セバスチャンとオニールの間には不穏な空気が漂っている。
度々起こる会話でのすれ違い

そもそものキッカケは、怯えるオニールに放ったセバスチャンの皮肉だ。

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護衛の犠牲が「自分のせい」なのは、オニール自身が一番身に染みていることだろう。
そこへ、初対面のセバスチャンの『お前は相棒の犠牲で、運よく助かった』と...とどめの一撃を喰らった。精神面の弱いオニールには突き刺さったに違いない。

セバスチャンは、一言も「お前のせい」とは言ってはいないが...、オニールの心の中に、“自分のせいだ”という思いがあるからこそ、セバスチャンの鋭い指摘に、精神的強い拒絶反応が起きている。

傷ついた彼は「相棒じゃない」「彼は仕事をしただけ」と発言。心無い言葉にも思えるが、おそらく本心ではなく、彼の死を目の当たりしたショックで動揺し、“それぞれに仕事という役割があり、僕のせいじゃない”と...自分に言い聞かせていただけだろうと思うが...。

リアムは自分を過小評価している」とユキコのノートに分析されているように、オニールは、不安を抱きやすく、真面目で小心者なのがわかる。
ゆえに、自分を追いつめていく。

危険を承知で調査に向かったベイカーを“勇敢だ”と、尊敬の念がみられたことで、彼自身が「もっと強くありたい」と願い、一方で自分の小心部分を恥じているように推測できる。

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そんな彼の弱点を、セバスチャンは出会ってすぐに言い当て、戦う事ができないことを指摘した。
そして、オニールの行動は慎重さではなく臆病だ』と...。

オニールの「勇気と愚かさは紙一重だ」の発言も誤解されがちだが...。彼の言う“愚か”は、「あえて死の危険を冒さなくても良かったのに」という哀れみの気持ちが入っていると思われる。

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セバスチャンも不器用な男だ。
メビウスを不快に思っていて、「メビウス一員はみな敵」と見なしている所もあり、今回のセバスチャンの言葉は、常に攻撃的である。

しかも、メビウスが機械(STEM)を作ったことに、腹を立てているセバスチャンにとって、エンジニアであるオニールは、まったくもって理解できない男だろう。

他にも、オニールが“メビウスを信頼している点”も癪に障っているようだった。
セバスチャンが、オニールに対し思わず皮肉めいてしまうのも仕方がない。

傷心のオニール

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外的には見られないが、繊細な心を持ったオニール。セバスチャンの厳しい物言いを毎回真摯に受け取り、傷ついていたようだ。

お互いに表現が下手で、不器用な男たちの会話は悪循環でしかない。

狂信者へと変化

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心の奥の弱みにつけ込むセオドアのトリック。どのような経緯で洗脳されてしまったのかは、描かれてはいなかったが、単なる洗脳ではなく、姿さえも変化させる力を得ているセオドア。

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ハービンジャーとなったオニールの姿は、重度の火傷を負って痛々しい。

左半分は大きく焼けただれ、美しかったブルーの瞳は白く変色してしまっている。
衣装も変わり、黒のロングコート(防護服)とマスクを装着している。

ハービンジャーの彼は、プライドを傷つけられたこと、今の自分は弱くないなど...、無意識層に溜まった感情と興奮を解放。
内に秘めた思いを吐露するオニール。

彼には、“ 臆病な自分 ”を変えたいという気持ちがあったようだ。推測だが、オニールはセバスチャンに認めてほしかったのだろうと思われる。 

戦闘中のオニールは、ずっとセオドアの声に悩まされながら戦っていて、彼は力尽きる前に、自分を解放し、ユキコを救ったセバスチャンに感謝していた。

人間関係

セバスチャン

オニールは、セバスチャンの高圧的態度に、普通に返答しているようにも見えるが、胸の内では大きくダメージを受けており、傷心していたようだ。

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セバスチャンと会話が、時に危うくなるが、二人とも不器用なだけだ。

オニールは、セバスチャンが厳しい口調になると、顔色をうかがい謝る姿もある。
明るく話してはいるが、セバスチャンに怯えているのがわかる。

ユキコ

互いにファーストネームを呼び合い(英語では)、ユキコもリアムの安否を知ると喜ぶなど、二人の間に親密さが伺える。

ユキコは、ハービンジャーとなったオニールと対面しても動じず、正気を取り戻すように説得していた。

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オニールは洗脳されてもなお、ユキコを深く気遣い、セオドアの命令に抵抗。
彼女の処分(抹殺)だけは下せなかった。

セオドア

どのように接触をしたのかは、明らかになっていないが、オニールの心の隙間に入り込み弱みを突いて洗脳し、従わせた。

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狂信者たちは、祭壇と経典でセオドアと交信するようだ。キャンドルの火が不気味に揺らいでいる。

ステファノ亡き今、標的は自分自身のみのセオドア。セバスチャンの洗脳に失敗したことで、身の安全を確保する必要があったのだろう。オニールに姿を隠すためのマシンを作らせている。オニールは期待に応え、安定化装置を改良した装置を作らされた。

メビウス

オニールは、メビウスを信じ、セーフハウスで待っていれば助けが来ると、信頼しているようだ。セバスチャンが送られたのも、救援ではないか?と思っていたほどだ。

メビウスの理不尽なルールも、現実的に考えれば、仕方がないと受け入れる疑う事を知らない純真な心を持っている。

彼がどのような経緯で、メビウスに入ったのは明らかになっていないが、優秀なエンジニアだ、きっと引き抜かれたのだろうと推測できる。

 

以上、オニール考察でした。

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