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【感想】Devil May Cry 5(デビルメイクライ5 DMC5)

Devil May Cry 5 感想

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結論:素晴らしいバトルアクション!
多様な武器と三者三様の戦闘が楽しい!
※あくまでも個人的感想によるレビューです。


サクッと感想! 良かったところ
それぞれの個性あるアクション。
クセになるコンボ&戦闘アクションは楽しい。

 

<お気に入り度> 95 / 100%
項目 ストーリー アクション・
システム
やりこみ 三者三様の
バトル度
個人的好み
評点/S~D A S A+ S S+

【クリアまでのプレイ時間】 ~8時間ほど

【お気に入り度の目安(~100%)】
◆80~99%:とてもオススメで大好きな作品 ◆60~79%:高い満足度が得られる作品
◆50~59%:普通に楽しめて面白い作品 ◆20~49%:少し残念な点が多々ある作品
◆1~19%:イマイチで私には合わなかった作品
【評点の目安】
S:秀、A:優、B:良C:可、D:残念
+:多少の加点

<↓詳しい感想は下記で↓>

ストーリー

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『強大な力を持つ魔王によって、街は次第に魔物が溢れ侵食し始めていた。魔王を倒すために3人のデビルハンターが立ち上がる。』

というのが、今回の簡単なあらすじ。

常にクライマックス!
ド派手アクション決めゼリフ
ダンテ持ち前の明るさと、ネロの若々しい対抗心と優しい心。

シリアスの中にも笑いがあり、規格外の物事が発展していく。これがDMCのノリであり、ツッコミ所があるのも魅力の1つだ。

シリーズを遊んでいて各キャラに思い入れがあるため、とても面白かったし、ネロの想いに感極まった。
V(ブイ)の三匹の魔獣の想いにもウルッときた。

「愛」がテーマにもなっているように思うので、キャラの想いを感じ取ってほしい。

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過去作の経験者向けの内容と思われそうだが、初めてデビルメイクライ(以下、DMC)を遊ぶ方にも、物語を楽しめるようにシリーズ総まとめの「ヒストリー」が用意されている。これは新規者に限らず、最初に見るのがオススメ!
これまでのキャラクターの感情を知る事はできないが、簡単なシリーズの流れを理解できるようになっている。

こういう点でも、新規さんへの配慮がみられる作りになっていると思う。

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同じ時間を“それぞれの視点”で描いて展開するため、ストーリーとしては若干薄めかな?と感じた、特に後半は駆け足で締めているようにも感じた。
シリーズファンはグッとくるし納得いくが、客観的にみると新規者のために、もう少し説明をいれて収束していくと、感情移入もより一層高まったかなと思ったり。キャラごとに何度も同じ敵と戦うのは、人によっては飽きる方もいるかもしれない。

要素1つ1つがネタバレで、あまり書くと核心を突き、ネタバレするので書けないが、シリーズファンなら感慨深いものになっている。ネタ的にはDMC1も外せないが、特にDMC3~4を遊んでいれば、グッとくる話になっていた。とても面白かった!
もちろん、新規さんでも十分に楽しめる話だったと思う。

アクション・システム

ハイクオリティなアクションを楽しめるのが本シリーズの魅力。
美しいフィールドを駆けまわり、ド派手なバトルを繰り広げる。いつも通りのDMC

DMC4に近い操作感だが、一段と遊びやすく改良されている。滑らかでスムーズになっているのが、遊んでみるとわかるはず。固定だったカメラがフリーカメラになったり、謎解きやアイテム使用がなくなったりと、改良と進化した部分も多い。

各キャラのアクションについては、下記の項目で書くのでここでは割愛。

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HP/DT回復アイテムもなくなり、HPが尽きてしまったらゲームオーバー。
しかし、レッドオーブを消費することで復活が可能になった。難易度と体力回復量によってオーブの必要数も変化。復活ごとにオーブ量も増加していく仕様だ。

ネットに繋いであれば、毎日ログインボーナスとして「ゴールドオーブ1個」をもらえる。ゴールドオーブは完全回復で復活ができるアイテムだ。そんな貴重なアイテムを1日1個もらえるのは嬉しいし、ありがたい。

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個人的には初期設定が一番遊びやすいが、コントローラーのボタン配置も自分のお好みに設定が可能で、1つづつ各キャラごと設定できるのもいい。

戦闘は敵をロックオンして技コマンド入力が基本の操作。ロックオンマークは敵のHPになっていたりと、見た目にもわかりやすさができた。マークはオプションで消すこともでき、マークがないことでバトル画面の美しさが際立つ。

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「挑発」コマンドも豊富になった。
敵を挑発することで、スタイリッシュランクも上がりやすくなる。攻撃の合間合間に挑発することで、敵に余裕のカッコ良さをアピール。バラエティに富んだモーションが面白く、次はどんな挑発だろうと試したくなるほど。

バトル曲もスタイリッシュランクが上がるごとに加速し、ボーカルが入るなど盛り上がりをみせる。どんどん盛り上げたくて、ランクを上げたくなる効果もあり、面白い演出でバトルを楽める工夫だなと思った。

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装備はミッション開始前に整えるが、ミッション中でも時空神像があればカスタマイズできる。また、今回はボス前に電話BOXがあり、ニコのトレーラーを呼びだすことで、装備を整えることができるようになった。

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何度も練習を重ねて上達しながら楽しむゲームであるDMCだが、今作は『アクションが苦手な初心者でも、好きなように遊び楽しめる』内容になっている。これは今作の大きなポイントにもなっていると思う。

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誰でも簡単にコンボや技を繰り出せる「オートマチックアシスト」が搭載。
オート起動中は右上にAUTOマークが表示。

ボタン1つでアクションが多様に変化し、スタイリッシュなコンボが繋がる。
初心者やアクションが苦手な人もカッコ良く敵を倒せ、スタイリッシュランクもS以上にサクサク上がり爽快感を楽しめる親切設計になっている。

補助ありのため総合評価は減点対象だが、評価は気にせず内容を楽しみたい人に嬉しいモードになっていると思う。R3の押し込みでオートのON/OFFが、いつでも切り替えが可能。


DMCでお初のオンライン「シェアードシングルプレイ」。ネットに繋ぎ、ネットワーク設定をONにしていれば、それぞれのプレイ体験を共有していく。ミッション中に戦っている他のプレイヤー(未操作キャラの通信データ)が現れ、画面にはSTARRINGとして相手のIDが表示されている。

基本的にはソロプレイだが、マッチングすることでボス戦など、一部の戦闘で協力して戦うことができる。フレンド優先という設定も出来るようになっている。

マッチングなしのオンラインもあり、《プレイデータ通信のみを行う非同期タイプ》がある。共闘はできないが、別のプレイヤーや過去の自分の動きが反映し登場している。

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今回はフォトモードが搭載され、バトル中もオプションからモード選択することで、素敵なスクリーンショットが撮れるようになった。加工(フィルターなど)はできないが、そのままでも美しい戦闘の一コマを好きなように撮影するのは面白い。

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全体的に気になる点もなく、素晴らしい内容になっていると思う。
あえて挙げるのなら、ロードの入る箇所が多いため、人によっては若干ロードを長く感じてしまうかも。

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ロード中はトピックス(操作ヒント)などが表示されているので、読んでいるうちに切り替わるので個人的には問題ないとは思うが、客観的にみるとロードが気になる方もいるかもしれないと感じた。

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DLCなどコスチュームがある場合)ミッションごとに毎回コスチューム選択がある。
選択ごとにロードが入ってしまうので、個人的には変更したい時は、オプションで変更すればいいような気もした。

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おまけ要素も満載。ギャラリーには、ニコによるレポートとして、キャラクターや敵などがまとめられている。カットシーン集やアートワーク、モデルビュアーもあり、充実している。

やりこみ

やりこみ要素は、プレイヤーの遊び方次第で変わってくる。
ストーリーを楽しみたいだけの人には、1度遊んだら満足かもしれないが、1度クリアしても終わりじゃないのが「DMCだ。

各オーブ集めにミッションのS評価獲得、シークレットミッション攻略、全6種の難易度攻略など、アクション面でやりこみ要素は満載!
他にもトロフィーも、縛りプレイやオールS評価など、長く遊べる項目になっている。

今回は隠しエンド、隠しエピローグと、条件を満たすことで見ることのできるイベントもあるので、何度もやりこんでほしい内容になっている。

また、4月1日には「ブラッディパレス」が無料配信予定。幾層にも重なった迷宮を戦い進める恒例のゲームモードだ。戦闘が好きであれば長く遊べるミニゲームだと思う。

三者三様のバトル度

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◆ネロ
剣と銃、デビルブレイカー(義手)を駆使して多彩な攻撃が繰り出せる。
数種類のデビルブレイカーがあり、ストーリーを進めるごとに増えていく。

お気に入りのデビルブレイカーが1つは見つかると思うので、自分のスタイルを作って戦っていくのは楽しい。ネロはワイヤースナッチで敵を引き寄せることもできるため、比較的コンボしやすい。

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デビルブレイカーは壊れやすく消耗品。

オーブで購入できたり、道中にも落ちていたりするので、極度に壊れるのを気にせず使っていきたい武器だ。デビルブレイカーを上手く利用しすれば、ここぞの時に攻めていける優れた武器になっている。

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◆ダンテ
歴代シリーズの主役であり、DMCの顔でもあるダンテ。今回もその風格を醸し出している。剣や二丁拳銃はもちろん、ヌンチャクや格闘などの武器も豊富。

戦闘スタイルも4種類あり、同じ武器でも違った効果になるなど、攻撃手段も色とりどりだ。自分のスタイルを見つけ出して戦いを楽しめる。

今回は新武器のキャバリエ―レも登場。ひと味違ったバトルが楽しめ、魔人化も追加要素もあり、圧倒的な攻撃が迫力満点だ。

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◆V(ブイ)
唯一の非戦力キャラだが、攻撃方法の異なる3体の魔獣を使役しながら、V(ブイ)が止めを刺すなど、魔獣との息の合ったコンビネーションが魅力的。
バトルの派手さも他に類を見ない。

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魔獣に指示する姿や所作には優雅さも見え、止めを刺す時はスタイリッシュ!
ダンテ達とは違ったカッコ良さがある。操作感もダンテ達にない新しい戦闘スタイルで使うのが楽しい。

キャラの動きが少ない分、スタイリッシュポイントが上がりやすくなっている。
この微調整があることで非戦力でありながらも、爽快感があるのが素晴らしい。

総合

DmCも同じシリーズだが、ナンバリングDMCとしては11年振りの新作。長く待った甲斐があった仕上がりになっていた。

大満足!戦闘と物語、どちらも面白かった。
特に戦闘は爽快感があり、敵に合わせて戦略しながら戦うのは、かなり楽しい!

個人的に海外開発の現代風DmCのアクションを絶賛していたが、今作はそのノウハウも吸収し、素晴らしいアクションゲームになっていたと思う。

クセの強かった本家もDmC風に遊びやすくなっていた。スムーズかつ、爽快に敵を倒せるのは気持ちがいい!コンボも次々と繋がるようになった。派手なバトル演出は美しく、視覚からの楽しさにもつながっているように思う。

バイオハザードから派生したDMCだっただけに、今までは謎解きも名残としてあったが、DmCと同様にバトルアクションのみに特化した内容に変化している。アクションゲームとして無駄な部分は削ぎ落としたことで、スムーズにミッションも進められる。今後の作品の進化にも期待したい。

他にもストーリーや小物など、過去シリーズファン向けの小ネタもたくさん盛り込んでいて、これでもか!のファンサービスには脱帽。

技を極めたい人は極めればいいし、気軽に楽しみたい人は楽しめばいい。
すべてのプレイヤーに向けて配慮されているように感じた作品に仕上がっていた。
素敵な作品を「ありがとう」と言いたいゲームだ。

3人のデビルハンターたちの“艶やかなダンス”をお楽しみあれ!

以上、Devil May Cry 5の感想でした。

デビル メイ クライ 5 - PS4

デビル メイ クライ 5 - PS4

  • 出版社/メーカー: カプコン
  • 発売日: 2019/03/08
  • メディア: Video Game
 

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