【感想】Assassin's Creed ODYSSEY(アサシン クリード オデッセイ)
Assassin's Creed ODYSSEY 感想
結論:血脈の秘密を知る旅!
会話選択ができるのは面白い。あなただけの物語を!
※あくまでも、個人的感想によるレビューです。
項目 | ストーリー | アクション・ システム |
やりこみ | 自由度 | 個人的好み |
---|---|---|---|---|---|
評点/S~D | A | A | S | A | A |
【クリアまでのプレイ時間】 ~76時間ほど
【お気に入り度の目安(~100%)】
◆80~99%:とてもオススメで大好きな作品 ◆60~79%:高い満足度が得られる作品
◆50~59%:普通に楽しめて面白い作品 ◆20~49%:少し残念な点が多々ある作品
◆1~19%:イマイチで私には合わなかった作品
【評点の目安】
S:秀、A:優、B:良、C:可、D:残念
+:多少の加点
<↓詳しい感想は下記で↓>
ストーリー
現代編の主人公は「アサシンクリード:オリジンズ」に引き続き、レイラ・ハサン。
彼女はアブスターゴ社員。歴史調査部門に所属していて、自力で開発した携行型アニムスで、歴史の謎を紐解いていきます。
今回は新たに見つけた歴史的遺産「レオニダスの槍」から検出したDNAを使い、古代ギリシア時代の記憶へとダイブ。
新たな歴史を探るの旅が始まります。
今回の舞台は、紀元前430年のペロポネソス戦争真っ只中の古代ギリシアです。
主人公は、アレクシオスとカサンドラの二人。
私はまだ1人しか遊んでいませんが、物語としての基本ベースは同じだと思いますが、それぞれ視点のストーリーになっているので今回は2倍楽しめそうですね。
まずはアレクシオスを選択しました。
とても性格の良い好青年で、第一印象の好感も良かったです。
遊びはじめると、会話の選択肢により人格はプレイヤーに委ねられますが、基本的に素敵な男性でした。
シリーズを通して、私はエツィオが一番は好きなのですが、二番目がアレクシオスになったほど(笑)とても個性的で素敵なキャラでした。
辛い過去から明かされていく、自身の“血脈の秘密”が、果てしない旅の中で待っています。
アクション・システム
ゲームシステムは『オリジンズ』のシステムに磨きをかけ改善されて、さらに遊びやすくなりました。基本操作など変更はないため、前作を遊んだ人は遊びやすいと思います。
レベル制を取り入れたアクションRPGで、もちろん敵側にもレベルが存在します。
最初に操作するキャラクターを選択します。
2人の主人公の中から、それぞれの人生を見ていくことになります。
男と女という点でも違った視点で、広い世界を見ていけると思います。
キャラ選択後は変更できないので、確実に遊びたい方をしっかりと決めてから選んでくださいね。
難易度は4種類あります。
違いは、敵の耐久力や気配を感じ取るのが敏感になっていることぐらいでしょうか。
基本的に、いろんなシステムを楽しめるノーマルが丁度いいように思います。
サクッと遊んでしまいたい方や、アクションが苦手な方、物語だけ軽く遊びたい方はイージーがいいかもしれません。
今回から導入されたゲームプレイ方法「探索モード」
会話によって得た情報から、マップ上で目標を自分で見つけていくことになります。
探索モードは、謎解きなどが好きな人には楽しいと思います。
例えば「○○を見つける」という目的で〈まだラコニアにいる〉〈◯◯の森を通って逃げるのを目撃〉という情報から、自分でマップ画面から目的地を決めて進んで行きます。
目的地近くにターゲットがいた場合は、相棒の鷹イカロスが反応するので鷹視点で操作して、目標を見つけてマーキングすると、従来通りにマップに目標のマークが出るようになっています。
面倒だ!という人のために「ガイド付きモード」もあります。こちらは従来のアサクリと同じで、最初から次の目的地や目標がマップ上にマークされるようです。
この機能は、あとからも変更は可能なので、まずは探索モードを試してみるといいと思います。意外と楽しいのでオススメです。
鷹イカロスは普段からも使うことができます。周辺偵察などで敵や目標をマーキングできるので、静かに潜入したりするときにも役立ちます。かわいいです。
今回から導入された選択肢。
あらゆる会話シーンで、選択肢が発生します。些細なことでも、のちに影響を起こすこともあったりするので油断できませんが、あれこれ考えるよりは、気楽に直感で選択するのが楽しいと思います。
プレイヤーの選択で、主人公も行動を決めるので、物語に介入できる感じが面白い。
例えば、誰かと恋仲になってみたり、殺すか殺さないかを決めたり、正解というものは用意されていないので、自分好みの《人間関係》を築いていってください。
①目的のクエストの内容
②所在地名とコンパス
③現在のレベル
これが基本のHUDになっています。
これは特に表示されなくてもいい情報なので、オプションのHUDの詳細設定から選んで消すことも可能です。
邪魔になるほどの情報ではないですが、クエスト内容はマップ画面でも見ることができるので、私はすべて消して遊びました。視界がひらけた分だけ臨場感も高まったし、世界への没入感も大きかったです。
ロード中は、いろんなヒント(Tips)が読めるので、ロード時間も気になりませんでした。
長時間遊んでいるとTips画面にも変化があり、地震のように画面が上下に揺れたりと、レイラの精神への影響のような演出でしょうか、ちょっとビックリしました(笑)
シンクロ後は、どこからでもその場所へ高速移動ができるので移動も楽です。
高速移動を多用していたので、後半になってくると移動のため、このロード画面ばかり見ていたような気がしました。
スキルも自分の好きなものを選べます。
順番にというわけではなく、最初から強めのスキルを覚えられるのは嬉しい。
また最終的には全部獲得というわけでもなく、好きなものだけを得て、そのスキルレベルを上げることができます。
技として使えるものは、十字キーにセットができ、戦闘で使うことができます。
戦闘スタイルを自分好みにカスタマイズできて良かったです。
装備も最初は質素な軽装ですが、後半は豪華になるので装備探しも楽しいです。
敵を倒すことで得たり宝箱から入手できたりと、さまざまです。
ランクの弱い装備でも、鍛冶屋でアップグレードすることで、ランクを上げることも可能です。レベルが低くなった装備でも、鍛冶屋で加工することで気に入ったものも大事に使うことができます。
もちろん、装備の見た目はイベントにも反映しているので、自分のスタイルでオシャレをしてみるのも面白いと思います。
旅では、エーゲ海にある数々の島や大陸を巡ります。
船もカスタマイズしたり、強化したりして育てていきます。
今回は副官の割り当てができます。副官は乗船メンバーとして船に乗っています。
副官は、旅で出会ったキャラや、敵を副官へと勧誘できます。
また副官によって、海上や海戦の時にボーナス効果もつきます。ボーナス効果はさまざまで、例えば《船の耐久力+30%》のような感じです。
敵の勧誘は殺さず無力化することが条件で、無力化は背後から静かに襲うことで可能です。鷹でマーキングすることで、敵のデータもみれるのでいいボーナスを持っている人材探しをしてみるのもいいですね。
やりこみ
クリアとトロコンが同時に終わって総プレイ76時間ほどでした。
セーブ画面に時間が出るのでわかりやすいですね。結構遊んだように思いますが、100時間越えていないのでRPGとして考えると、割と普通ではないでしょうか。
トロフィーも難しいものはなく、遊びつくせばトロコンできる内容になっています。
膨大な世界をのんびり歩くだけでも楽しいので、かなりやり込みはできる内容です。
また、今回はひとりではなく二人の主人公。クリア後は、もう一人の主人公で楽しむこともできるので、存分に古代ギリシア時代を堪能できると思います。
自由度
完全シームレスのオープンワールドです。
土地によって敵のレベルがあるので無謀なことはできませんが、基本的にいつでも好きな場所に行けます。
進入制限もなく、自由な探索が可能です。
古代ギリシア世界全域を巻き込んだ戦争の中で、アテナイを中心とするデロス同盟と、スパルタを中心とするペロポネソス同盟との間を傭兵として渡り歩いていきます。
どちらの味方をするのも自由です。
旅の途中で出会った人たちを助けるのも、無視するのも自由。
掲示板の依頼(サイドクエスト)を受けるか受けないかも、すべてプレイヤーが決めることができます。このクエストは町ごとの依頼や、時限のあるもの、キャラクターもの、神話関連、デイリーイベントものと数多く存在します。
デイリーイベントは、オンラインで毎日更新されているので、すべてクリアしたとしてもサイドクエストが無くなることはないです。たまに同じ内容のものがあったりしました。
自由すぎて若干お使いゲームになっている所もありますが、『クエストをこなし、お金やアイテム、経験値を手に入れる。』というレベルを上げるために多少のサイドクエストをこなさないといけない仕組みは、上手くゲームの中で成り立っているように思いました。
オリジンズから引き続いて「フォトモード」もあります。
美しい風景もいいですが、モブのキャラ達も緻密に作られていて生活感があり、いろんなワンシーンを切り取ることができます。
写真を撮るとマップ上に残すことができ、他のプレイヤーの写真も見ることができます。SNSに投稿もできます。フォトモードも楽しめる要素の一つになっているのではないでしょうか。
ギリシア神話や古典的神話の神々の像など、数々の歴史的遺跡や建造物も堪能できます。フォトモードを使って記念撮影ができるのは嬉しいです。いろんな一枚を撮ってみても楽しいですよ。
総合
前作に引き続き、レベル制を取り入れたアクションRPGの作りになっています。
システムや操作感も前作より格段にパワーアップし、遊びやすくなっていました。
もうボリューム満点です!大満足。
軽くクリアするのに1ヶ月ほどかかりました。お腹いっぱいです!
アサシンクリードですが、“アサシンらしさ”は減りました。屋根を上ったり、隠密行動をしたりといったイベントはなかったです。(ステルスで倒すことはできます)
そのかわり、どんな崖でも登ることができて、以前では登れないような壁や崖っぷちも登れるのは気持ちが良かったです。
《果てなき旅》というだけに、ずっと遊んでいられるので「クリアした~!」というEND感を感じられなかったです。「あれ?これってクリアしたの?」と思わずにいられない宙ぶらりんな印象。
おかげで、どんな場面でも<THE END>でスパッ!と区切られて終わる気持ちよさに気づきましたね。その辺は個人の好き好きだと思います。
そして、私の体験した長い旅路は「平和ないい感じ」で幕を閉じました。微笑ましく、幸せにできたのは嬉しいですね。結末は1つではないので、異なる方法でまた遊んでみるのも面白そうですね。もう一人の主人公で遊ぶのもいいかもしれません。
美しいエーゲ海を潜ってみるのもよし、洞窟を探検するのもよし、クエスト三昧でもよし、海戦尽くしでもよし。自由度の上がったゲーム内容になっていたように思います。とても楽しかったです!!
以上、アサシン クリード オデッセイの感想でした。
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