【Outlast2】★ネタバレ★ストーリー考察・まとめ③ヴァル、マルタ、レアード&ニックなど、他キャラ
OUTLASTⅡ キャラ考察
ヴァルなど、その他キャラの考察・まとめ。
1周目時点での解釈と考察です。間違いもあるかもしれません。
完全ネタバレ。エンディング情報もあり。ご注意ください。
クリア済み前提の記事になってます。
※あくまでも私の解釈&考察です。未確定情報を含みます。ご注意ください。
ヴァルという人物
新エゼキエルの一員で、助祭だったが、ある時をキッカケに異論を唱え、反旗をひるがえし、クノースと対立する。
ヴァルは異端者のリーダーだ。
当初ヴァルは、テンプルゲートで”穢れ人”になった人々の子供を迎え入れる養護施設を管理していたようで、孤児の数は40人を超えていた。
自分の子供のように愛し、家族として過ごしていたようだ。
しかし、ある啓示を境にクノースは子供たちを殺すよう強制。ヴァルは、子殺しを担当していたと思われる。
ヴァルの日記
テンプル・ゲートの郊外には、ヴァルの日記が散りばめられています。
徐々にヴァルが子殺しをする中で、信念を見失っていく様子が読み取れます。
悪夢にうなされ、殺した時の“狂気”と“興奮”が頭から放れない様子で、失禁して目が覚めるも、子供たちの血の上に眠っているような錯覚まで起こすほどの「PTSD」になっており、精神に異常をきたしていた。
夢の中で子殺しは「罪である、殺人にほかならない」と本能が叫んでいたようだ。
それ以来、神への信念を疑い出したヴァル。
トンネルを掘り、そこで同じく夢にうなされる者たちと互いに語り合っていたようだ。そして、この悪夢は「啓示」なのだと思うようになった。
そう、...神でないものからの啓示。
子殺しにより精神が破綻
異端者となったヴァルは、精神異常者といえます。もともとヴァルこそが、神を信じ、一番愛していたと思われるが、思想も子殺しから徐々に変化してきている。
生贄(子供)を捧げても、「楽園」も「約束」も見えない現状への不満と、神の絶え間ない沈黙に次第に追い込まれ、心を病んでいったようである。
脱退と宣戦布告
新エゼキエルを抜ける際、ヴァルはクノースへ手紙を書いています。
「抜ける。真実を見る勇気を持つ、すべての者たちと」
ここまでは普通の文でいいのだが、その後の文面は明らかにおかしくなっています。
「追ってこい。狩り殺せ。送り込んでくるものを殺して犯してやる」と、クノースを挑発しています。
「クノースの元で過ごしたことで、真実の天啓を得ることができた。クノースの嘘への怒りから、真実を追い求める勇気を持った」とも書いてあります。
天啓が「神からの罰で、救えるのは私(クノース)だけだ」と教えたクノース。
それをヴァルは「お前の神は、お前自身のエゴでしかない。偽りの神だ」と罵っている。ここは的を射ていると思います。
しかし、敵視するあまりにヴァルの目的は、クノースとは逆の行いをする事に、偏ってしまったようだ。そういった点でも、ヴァルは既に正常ではなく、自分の見出した道も「神ではないが、本物である。」と開き直り語っている。
異端者としての復活
ヴァルは、異教の王として復活した。
異端者のリーダーの誕生だ。
この像から、ヴァルは両性具有であるバフォメットがモデルになっているのでは?と推測。ヴァル自身も性別不詳である。
他にも、名前から旧約聖書に現れる異教の神バアル、悪魔学における悪魔バエルなどが、ヴァルの発想のモデルになっているのではないかな?と思われます。
あくまでも、私の推測です。
“愛”は私たちを自由へと導く
ヴァルの聞こえるお告げは、絶頂を迎える度に現れるようだ。ヴァルの言う「絶頂」とは「性行為」ではないかと思われる。
クノースが強姦犯であることを侮辱しているが、異端者たちを作るためのインスピレーションを受けたと言っている。
”追っ手を犯すのが、楽しみでならない”とは、そういう事なのではないか?
これは「愛」だといっており「偉大なものなのだ」と手紙を締めくくっていた。
「love set us free」
愛で、私たち(の心)を自由にする。
今までの束縛された状況から、心が解放された。とても開放感がある言葉ですね。
これが、普通の愛であれば良かったのですが…ヴァルはヴァルで、狂った考えを見出してしまいました。
拠点のトンネル内には、クノースの追っ手だろうか?皮を剥がされた人たちが、縛り付けられていた。ヴァルの集団は、黒ミサのような儀式を行っている。
いばらの冠は、イエスへの侮辱の印、イエスへの拒否を表わしますが、ヴァル達もそういう意味でつけているのだろうか?
異端者たちの拠点では、身体は泥をまとい、いばらの冠を着けた信者たちが、不気味な儀式を始めている。暴力と乱交にまみれた儀式で、ヴァルは司祭として?祭儀的性交をしていたと思われる。
その儀式にブレイクとリンも参加させられてしまったが、ヴァルはブレイクを強姦?したり(馬乗りになっただけ?)リンの体も舐めたりしていた。
ヴァルは暴走している。
ヴァルの行動は「愛の分かち合い」なのだ、しもべを「私の愛」と言っています。
電波信号の影響と、精神破綻のせいだろうが、ヴァルの神の声は、肉体的なもので、肉体を求める性的欲望だと思われます。
ヴァルの性別
私は最初、声や服、首にはチョーカーもしていたので、女性だと思っていたのですが進めるうちに「助祭」という事が明らかに。今の時代、女性でも助祭は可能ですが…助祭は男性がなるものでした。
実際、どっちなんだろうという謎。ハッキリと性別は明らかにされませんでした。
ヴァルはヴァルでしかない。
というのが、答えではないでしょうか?インターセックスといえばいいのかな。
男女どちらかに分ける必要のない人物と思われます。
私の場合、映画「コンスタンティン」のガブリエルのようなイメージを受けた。
ティルダ・スウィントンは、カッコ良かった。中性的な魅力というか。あーゆうイメージ。って、話はそれましたが…。
もし、男女どちらかに分けるならの仮定の話。
|
色んな説を考えることが可能です。
また、ファイルによるとヴァルは割礼を拒んでいた。一般的な割礼とは、性器に施される一種の手術だが?それとは別のクノースの左目のような割礼だろうか?
なぜ、頑なに拒んだのか?
性別について隠していることがあるからだろうか?という、疑問が湧いてくる。
【男と考える場合】 ・助祭は男性の仕事 |
【女と考える場合】 ・ヴァルは子供たちが殺されたことに対して、「自分が腹を痛めた子が殺されたかのように泣いた」と書いています。 ・儀式時の裸体で乳房があった。 ・声は女性だ。 |
明らかに女性のほうが、可能性としては大きいですが...判断は難しい。
ヴァルの出番は少しなのですが、とても大きな存在感でした。
異端者たち
ヴァルが率いた信者たち。ヴァルに完全に忠実である。鉱山のトンネルの奥深くに生活拠点を作り、過ごしていたようだ。
すべてではないが、狂乱的な悲鳴や叫び声をあげており、ほとんどの者が動物的で完全に狂っていると思われる。
皮膚には泥をつけ、頭には枝で作った棘の冠をつけ、その上から麻袋をかぶり、顔を隠している。それ以外は、なにも身につけておらず裸である。
所々に血液のようなものついているのは、被害者たちの返り血だろうか…?
彼らは非常に残虐的で危険である。
異端者たちの末路
クノースは、マルタに「ヴァルが裏切ったので、暴力を持って罰せよ」と苦しみを与えるように指示し、クノースは幾度となくヴァルのところに、追っ手を送っていた。
今回の儀式中にも襲撃があり、最終的にヴァルたち異端者は、マルタたちに殺されたと思われる。その時、彼らの内戦は終結したと思われる。
クノースの目「マルタ」
テンプルゲートの執行者マルタ。
村人に最も恐れられた一人だ。
クノースとは、子供時代からの親密な友人関係。彼は "最愛の人 "といっており、娘のように接していたようだ。
クノースから見れば、マルタの信仰は「不完全」とされていた。なぜなら、マルタは殺すことを“殺人罪”と考え、泣いていたからだ。
彼女は、所属や信念が何であるにせよ、人々の生活を奪うのは不幸だと感じていた。
本当は心の清い人なのかもしれません。
しかし、クノースに言わせれば、“神の指示で法的な刑執行”として行動しているだけであり、預言された罪を犯す前に犯罪者を取り除くことは、殺人罪でなく「救いの道」だと説得。クノースは、神の名を利用して「正当(正義)化」しようとしていた。
彼女の行為が、正義であるとマルタに説明するため、比喩を使って話し『罪でない以上、赦しを乞う必要はない。テンプルゲートはお前を必要としている。神はお前を愛している』と、そそのかした。
そして、そんなマルタを最高の執行者に仕立てるために、十字架を模した武器を使わせているようだ。
マルタは、クノースに依存しているようで、洗脳度は高いと言えます。
彼女はクノースの無き左目の代わりとなり、村を監視し刑を執行する。《クノースの目》と言われているのは、そういう事だろう。
マルタは、信仰に疑問を呈したり、異端者であると思われるものに制裁を与えます。
彼女の口からは、常に「聖書の言葉」が零れてくる。これは“神の名のもとに裁きをしているのだ”と、自分に言い聞かせているのかもしれない。
レアード&ニック
レアードは小人症だろうか?
レアードは穢れたことにより"楽園"から抜け、The Scalledを管理。彼も穢れ人と同様に、性感染症を引き起こいていたと思われる。
彼は新エゼキエルの一員であり、今はThe Scalledを統率している。
楽園を抜けたにも関わらず、クノースに忠実なままで「助祭」とも記されていた。
楽園から隔離された土地。
穢れた者たちだけの場所に現れた美しきブレイク。
レアードは、彼こそが自分たちを救いに来た『イエス・キリスト』と思いこむ。
彼の疾患や病気を治したいという欲望は、長年にわたって苛立たせてきたのだろう。
ブレイクを十字架に釘付けし、イエス・キリストの復活を再現した。
彼の肉と血を喰らい、最終的に穢れを癒し、楽園である「テンプル・ゲート」へ帰ることを望んでいたようだ。
ニックは、レアードにペットのような扱いを受けているが、特に嫌ではなさそうだ。
クノースもレアードの「乗り物」と言っていた。コオロギの塩漬けが好物らしい。
先天性の病気
この村には、もともと指のない男がいたことが、ファイルで明らかになっている。
テンプルゲート周辺の湖や川は10年間、上流の重産業工場から流れ出た水銀で汚染されていたことが解っている。
そんな場所で生活していた人々は水銀中毒や病気になったり、先天性の病を抱えた子供が生まれたりしてきたと思われる。
梅毒からも先天的な子供が産まれる可能性もあり、つまり穢れ人と呼ばれる人々の子供は先天的な異常がある子が生まれたのかもしれない。この村は、色んな意味で悪循環な環境だったと思われる。
穢れ人
発疹に、膿、はれ物。
病にかかった者は、楽園から離れた場所に隔離された。
「汚れた愛。過ちを、報いをその身に受けた」と、穢れ人が呟いている。
汚れた愛...自分たちでも解っているのでしょう。
単なる性病であるにも関わらず、クノースは魂の病気であり、精神的な疾患であると宣言。「神と、クノースと、レアードに従順であれと。」と、魂を浄化する事でしか、健康は取り戻せないと洗脳されていた人々。
レアードは、彼ら(穢れ人)を率いてブレイクを追ったりもした。彼らは病に苦しみながらもなお、従順に従っていたようだ。
ペニシリン
クノースの使いジョンは、よく手紙を書いており、鉄塔を見つけ探ったり、時には薬を調達したりしていたようだ。
手紙の内容からクノースは、抗生物質であるペニシリンを必要としていたようだ。
ペニシリンは、性病の特効薬らしいですね。クノースは1人だけ薬で、病を治していたのかもしれない。
最後に「まとめ」
ごちゃごちゃ書きましたが、簡潔にまとめると
|
たくさんの人々が犠牲になった「テンプル・ゲート」
信仰心があることは、素晴らしい事だし、いいと思います。しかし、指導者の狂いが、全て狂いへと変化し、暴走してしまうという、なんとも皮肉な内容となっている。
狂った原因は「電波塔の信号」なんですが!マーコフ!
これでOutlast関連の考察は終わりです。
私の解釈なので、こういう考えもあるのかぁ~の程度でお考えください(^^)
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。