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【感想】PSYCHO BREAK(サイコブレイク)

PSYCHO BREAK 感想

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結論:美しくも悲しい物語。
狂気の世界へようこそ!素晴らしい!
※あくまでも個人的感想によるレビューです。


サクッと感想! 良かったところ
手に汗握るサバイバルホラー
肉体改造するごとにパワーアップ。
よく練り込まれた物語が繋がる時の爽快感。

 

<お気に入り度> 95 / 100%
項目 ストーリー アクション・
システム
やりこみ 狂気度 個人的好み
評点/S~D A S B S S

【クリアまでのプレイ時間】 ~13時間ほど

【お気に入り度の目安(~100%)】
◆80~99%:とてもオススメで大好きな作品 ◆60~79%:高い満足度が得られる作品
◆50~59%:普通に楽しめて面白い作品 ◆20~49%:少し残念な点が多々ある作品
◆1~19%:イマイチで私には合わなかった作品
【評点の目安】
S:秀、A:優、B:良C:可、D:残念
+:多少の加点

<↓詳しい感想は下記で↓>

ストーリー

はじまりは突然だった...。

仕事帰りに受けた緊急要請。向かった先の現場ビーコン精神病院で、セバスチャン達は不可解な事件に巻き込まれていく。

そこは、狂気に満ちた場所だった...。

というのが物語導入部分。この後、不可思議な世界を彷徨いながら、病院の裏事情と恐怖の真実を知っていくことになる。

ストーリーを進める事で過去を知り、今いる自分の立場や、どう巻き込まれたのか?など、徐々に明らかになっていく。

一見、複雑に構成されたストーリーに思えるが、ゲーム内に散らばるファイルを読むことで、自分の置かれた状況を知る事ができる。それを自分で推理し、理解した時に感じるカタルシスは、とても気持ちがいい。

悲しい過去が見え隠れする物語は、切なさと命の儚さが溢れている。

アクション・システム

操作性はリアル重視。

走りは遅く、スタミナが切れると息が上がり、走れなくなる。恐怖と緊張を表現するのには欠かせない要素だ。追いつかれそうになれば、プレイヤーの心拍は上がりパニックになりそうなほど。ドキドキハラハラの演出として、うまく作用していると思う。

他にもトラップが、そこら中にあり、フィールドを歩くのにも緊張感が走る。

これぞ、ホラーゲーム!

私は、このシステムが難点だとは思わない。むしろ、評価すべき点だと思う。
トラップも上手く使えば、こちらの味方となる。いかに不利な環境を上手く利用するかの戦略は楽しい。

足の遅さも、段々と速くする事ができる。
肉体改造でレベルアップすれば問題なくなり、最強になってしまう。つまり初見が一番、ドキドキハラハラするだろうし、恐怖を味わえると思う。

武器変更などの操作も快適だ。
武器を十字キーにセットでき、素早く動ける。フィールドの弾薬配置もサバイバル感を感じるのに丁度良いバランス。アクション面に関して申し分ない仕上がりだと思う。

また、綺麗に作ろうと思えば作れたであろうビジュアル、グラフィック面。
PS4ならではの、くっきり艶やかな美しいグラフィックではなく、空気感を出すためのザラつき、画面にかかるエフェクト。これを私は、あえて荒く見えるようにしているんだろうと考えた。

夢と現実。リアルの視界とは違う感じを、映像の美しさの違いで、表現しているのではないか。現実はキラキラと光輝き、夢はまだ未完であるSTEMの荒々しさが見て取れる。

リアルのような夢だ。と、あえて画質を落とすことで表現しているのでは?
私はそう思った...違うかもしれないが...(笑)

当初レターボックス仕様だったが、不評が多かったせいか?アップデートでON/OFFが可能になっている。これはありがたい。上下の黒帯を無くすことで、ゲーム世界を広くみることができるは嬉しい。

このレターボックス、いい所もある。
ムービーとプレイ画面の境目がなく見える。つまり、シームレスな感覚を味わえます。ずっと映画のような雰囲気で私は好きだ。

やりこみ

基本、一本道の話なので一度クリアしてしまえば終わり。という人もいると思う。

しかし、2周目も面白いのが「サイコブレイク」だと思います。

なぜなら1周目で得たストーリーの細かな部分に気づく事ができ、答え合わせをしていく楽しみがある。初見とは違った視点でストーリーを追える上、このゲームの面白さとストーリーにハマれるはず。

やり込みは難易度攻略とトロフィー集めぐらいだが、いろんな縛りなどでも楽しめます。

狂気度

「どうしてここに迷い込んだのか?」

血生臭い狂気を逸した世界は、ただただ思考を混乱させる。その混乱状態をプレイヤーも共有していくのだ。セバスチャンとプレイヤーの思考がシンクロする点は素晴らしい。

「何が起きているのか?」
「自分は狂ってしまったのか?」
不安を抱き、自分の居場所さえもわからないまま、生き残るために...前を向いて先へと進むしかない主人公。

セバスチャンと同じ思いができる、ストーリー構成になっている。この状況を俯瞰から見るのでなく主観として体感できるのは、私は素晴らしいと思う。

難易度も狂気を孕んでいる。
慣れれば普通なのだが、ゲームライトユーザーには受け入れがたいかもしれない。
その後アップデートにより遊びやすく調整されたようで、弾薬配置も増え?難易度も下げられたようなので(私は未確認)難しさは減ったが、難しいと感じるならば簡単モードで遊べば、特に問題はないと思う。

是非、いろんな方に遊んでもらいたい作品です。

総合

大衆受けするかというと、答えはNOだ。
癖が強く、残念な事に好みがハッキリ分かれると思われる。

個人的には、すごく好みだし興奮した。面白くて熱中し2週間ほどでトロコンした。
それだけ引き込まれ、何度も遊んだ。

少しづつ手に入れる情報から、紐解いていく真実。進むにつれて繋がっていく事実。
繋がった時のカタルシスが何とも言えない。
サイコーブレイク!

最後まで、どうなってしまうのか判らないワクワク感は、ラストまで目が離せない映画のようで、意表をついた展開と場面転換にテンションが上がりました。推理系が好きな人は楽しいんじゃないかな。

私好みのストーリーだった。

好きな人には受けるであろう要素とゲーム性、そしてキャラクター。
ラストの余韻...私は名作だと思います。

以上、サイコブレイクの感想でした。

サイコブレイク - PS4

サイコブレイク - PS4

 

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