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【サイコブレイク】アーカイブス、ファイルまとめ①セバスチャンの手記

ファイル集「セバスチャンの手記」

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ゲーム内で集めることができるファイルをまとめました。
内容をそのまま記載しています。
ネタバレを含みますので、ご注意ください。

※改行は、なるべくゲームのファイル通りにしています。(稀に補正あり)
スマホ等では、改行により形崩れがある場合があります。ご了承ください。

◆ファイルには、キャラクターのバックグラウンドを掘り下げるもの、ストーリーを紐解くもの、謎解きのヒントとなるものなどがあります。

今回は「セバスチャンの手記」を私の考察を交えてまとめました。

セバスチャンの手記

2004月11月

ようやくゴールドバッジを手に入れた
─セバスチャン・カステヤノス刑事─
悪くない響きだ
昇進までは長い道のりだったが
周りは異例の早さだと言う
勤務開始が待ちきれない
俺にとって 刑事は転職だ
何より あの制服を着なくていい
給料アップも悪くない
……KCPDは もっと多くの助けを必要としている
近頃は事件が多過ぎる
このクリムゾンシティを守るのが 俺の仕事だ

 

 引用:サイコブレイク セバスチャンの手記より

★考察★
念願の刑事の座へと昇り詰めた嬉しさと、刑事としての決意を綴っている。
「あの制服」とは、巡査などの青い通常制服の事だろう。
「KCPD」とは「Krimson City Police Department」の略。
クリムゾンシティ警察局のこと。

2004月12月

刑事としての初の勤務日

俺の新しいパートナー マイラ・ハンソン
粘り強く勤勉で 怒らせたやつは痛い目に遭う
いい女だが 彼女といるときは油断できない
今日も 彼女の尻を眺めているのが
バレそうになった

 

 引用:サイコブレイク セバスチャンの手記より

★考察★
刑事として新しい相棒は、のちに妻となるマイラ・ハンソン。
真面目で熱心な、頼もしい相棒のようです。そんな彼女に、すでにぞっこんのようだ。

2005月2月

今日の午後 マイラが殺されかけた
俺たちが追跡中だった犯人に撃たれた
その場に俺がいて良かった
彼女は きっと回復するだろう

血を流している彼女を見ながら 俺は考えていた
自分の気持ちも伝えないまま彼女を失ったとしたら
俺には耐えられない
きっと 彼女だって同じように感じているはずだ
俺の勘が そう訴えてくるんだ

こんなのは俺らしくもないが 彼女に気持ちを
伝えなければ
グズグズしている場合じゃない

 

 引用:サイコブレイク セバスチャンの手記より

★考察★
マイラを失うかもと思った時、自分の気持ちを伝えようと決意。
これは「付き合おう」とかではなく、プロポーズに近い告白をしようと、決断したように思う。

2005月3月

悪いニュースがひとつ
パートナーが変えられた
良いニュースがひとつ
マイラが イエスと言ってくれた

悪いニュースの方も そう悪くはない
ジョセフは素晴らしい刑事で
お互い上手くやれそうだ
クリムゾンシティには もっと彼のような
頼りになる男たちが必要だし
一緒に働けることを 光栄に思っている

……ときどき まるで船底に穴の開いた
ボートに乗って バケツで水を掻き出している
ような気分になる
ひとつ事件を解決しても 別の10件が
待ち受けている
KCPDは市民を犯罪から守る盾だが……
それは時に ひどくちっぽけに思える

 

 引用:サイコブレイク セバスチャンの手記より

★考察★
相棒を変えられたこと、マイラに気持ちを伝えたこと。そして、クリムゾンシティの犯罪が減らず、増える一方であること。
自分達刑事の存在と働きへ、不安を綴っている。

セバスチャンとマイラの結婚式の招待状

セバスチャン・カステヤノス
マイラ・ハンソン

この度 わたしたちは結婚することになりました
心ばかりの祝宴に ご臨席賜りますよう
お願い申し上げます

日時 2005年9月17日 午後12:30~
場所 The Veranda Hotel, Krimson City

レセプションは挙式後となりますので
こちらもご出席お願い申し上げます

 

 引用:サイコブレイク セバスチャンの手記より

 ★考察★
ヴェランダホテルで、式を挙げたようだ。式後には披露宴もあったみたい。
みんなに祝福されたでしょうね(^^)/

2006月5月17日

マイラと結婚して8か月
二人の愛の結晶 それが君だよ リリー
あと2か月で君に逢える
早く君の顔が見たい

ただ 正直ちょっと不安だ
仕事では 多くの危機に遭い乗り越えてきたが……
自分が父親になるという現実は やはり慣れん

俺が生きている限り 全てを捧げて君を愛し
守ることを誓う
この人生の新たなステージでも
俺は変わらないやり方で向き合いたいと思う
全身全霊をかけ ベストを尽くす
お母さんとお父さんは 君をとても愛しているから
安心してほしい
時には厳しい世の中だけど 君を迎えられる日が
待ち遠しくてたまらないよ

 

 引用:サイコブレイク セバスチャンの手記より

 ★考察★
マイラへの素晴らしい愛の誓いが(n*´ω`*n)
そして、まだ見ぬ娘への誓いを綴っている。

父となる不安と期待に戸惑うセバスチャン。すでに、娘の名前も決まっている。
素敵なパパだね、リリー。

リリーの誕生カード

名前: リリー・リン・カステヤノス
誕生: 2006年7月18日 午前9時56分
体重: 7ポンド3オンス
身長: 14インチ
両親: セバスチャン&マイラ・カステヤノス

 

 引用:サイコブレイク セバスチャンの手記より

★考察★

午前中に産まれてる。セバスチャンは付き添っていたのかな?

ミドルネームは「リン」
体重:3260g。普通の大きさとは思う。
身長:35.5cm。まぁまぁ小さいですね。小柄なのかもしれません。
可愛い女の子だったに違いない。

2009年6月16日

今朝はリリーを幼稚園まで送ってきた
初登校の日
リリーは物怖じせず 新しい環境にすぐに
慣れたようだ
この3年はリリーにつきっきりで
マイラも大変だったと思う
これで彼女も ちょっとは楽になるだろう

楽になる といってもKCPDの行方不明者
捜索担当に復帰するという意味だが
行方不明者の数が増え続けている
このままだと 全市民が行方不明者に
なってしまうペースだ

大げさかもしれないが この街で何かが
起きているのは間違いない
マイラの能力は怖ろしく高いし
仕事に復帰できてモチベーションも高い
きっと彼女が捜索の力になってくれるだろう

 

 引用:サイコブレイク セバスチャンの手記より

★考察★
幼稚園への送るセバスチャン。育児を手伝う素敵パパをしているようです(笑)
リリーは物怖じしない活発な女の子のようで、ママ似ですね。

幼稚園にあがるまで、育児休暇をしていたマイラを気遣った言葉。
マイラの仕事復帰、マイラの有能ぶりを称えた言葉が綴られている。
個人としてでなく、仕事面でもマイラに惚れこんでいるんですね(*^-^*)

Krimson Cityの新聞記事のクリッピング

悲劇的な火災 少女と乳母が死亡
2012年2月11日

昨日午後 クリムゾン市郊外のパークリッジの
住宅街で火災が発生した
すぐに消防が駆けつけ必死の消火活動を
行ったが 家屋は全焼
少女とベビーシッターの命が失われた

リリー・カステヤノス(5歳)と
ベビーシッターのファニータ・フローレス
(56歳)は 家屋を呑み込んだ煙と炎によって
逃げることができなかった
亡くなった少女の両親はともにKCPDに勤務する
刑事で 現場に駆けつけたがすでに手遅れだった

消防による消火活動は 数時間に及んだが
家屋は全焼した
出火原因は不明だが 電気配線のショートに
よるものと思われる
<8面につづく>

 

 引用:サイコブレイク セバスチャンの手記より

 ★考察★
不運な事故として取り上げられた、カステヤノス家の火災記事。
リリーと、シッターのファニータが亡くなったようだ。出火原因は不明。

2012年2月27日

友人や戦友が死んでいくのは 何度も見てきた
自ら選んだ仕事には付き物だ
決して慣れたりはしない
しかし 我が子を失う辛さは 比べものにならない
なかったことにできるなら 俺は100万回
死んでもいいのに
小さな棺が地面の下に降ろされたとき
俺はとてつもない無力感に襲われた
この心の痛みには これ以上耐えられない
そうするべきではないという自覚はあったが
この数週間は酒を飲まないと眠れなかった

マイラのことが心配だ
最初のショック状態が過ぎて
嘆き悲しむ彼女の様子は……普通じゃない
ひとりきりになりたがり 一晩中眠らない
悲劇を忘れるために仕事をしていると言うが
まるで現実から 逃れようとしているみたいだ
子供を失った夫婦が どうなるかは知っている
そうならないようにこの苦難を マイラとともに
乗りこえたい

 

 引用:サイコブレイク セバスチャンの手記より

★考察★
あれだけ溺愛していた娘の死。
耐えられないと思います、想像すらできない苦痛だと思います。
そんな中でも、妻を気遣うセバスチャン。
彼女を心配し、支えようと必死のようだ。

マイラが普通じゃないのは、たぶん...自分のせいだからだと私は思います。
自分のせいで娘が犠牲になった後悔と、自らへの憤り、そして...真相解明だけが、彼女を突き動かしていますね。

2012年7月11日

あの事故から半年が経った
マイラとの距離が どんどん開いていくように
感じる
俺がしっかりしなければいけないのに
ウィスキーに溺れて考えるのを止めてしまう
……仕事に影響さえ出なければ
それは俺の個人的な問題だ

あの事故について やっとマイラが口を
開いてくれた
彼女のことが ますます心配になってきた
マイラが誇大妄想に取り付かれ
心が壊れかけているとしても
あるいは彼女が正常で その主張通りに
“あの火災は単なる事故ではない”としても
……いずれにせよ 救われない話だ
できれば彼女を信じたいが
もしそれが事実なら……
俺は犯人を 絶対に許さない

 

 引用:サイコブレイク セバスチャンの手記より

★考察★
半年が経ち、マイラと心の距離ができたセバスチャン。
セバスチャンは酒に頼り、マイラは陰謀説を語りだす。そんな誇大妄想もセバスチャンは真摯に聞いている。本当であるなら「絶対に許さない」と、復讐心がチラついている。

2012年8月

ただでさえプライベートと仕事で限界なのに
新米の教育係まで押し付けられた
キッドマンは若くて青臭い
最近の新人によくある権利意識が彼女にもある
俺が少しでも“ルールから外れた”ことを
するたびに 何か言いたげな顔で見る
教科書通りのやり方だけではダメだということを
理解しようとしない

性格的には 冷淡で よそよそしい
俺たちの動きを見てバックアップに回るのが
彼女の仕事だが まるで実験台を見る研究者の
ように感じるときがある
俺たちから学ぶというより
ただ“観察している”ように……
自分のなかの何かが 彼女に警報を発している

ジョセフは俺が気にし過ぎだと言う
もしかしたら 彼女に惚れているのかもしれない
とにかく彼女といるときは注意を払わねば

 

 引用:サイコブレイク セバスチャンの手記より

 ★考察★
キッドマンが新米刑事として就任。
なぜか、セバスチャン達のチームに入ることになる。

この時点で、警察の上層部にメビウス関係者がいることが分かる。
簡単に目的であるチームへ配属はできないからだ。

セバスチャンの感は鋭く、キッドマンを警戒しており、監視されている予感がしているようだ。

2012年9月1日

マイラが居なくなった
もう何日も連絡がない
職場にも報告したが 彼らは俺が
おかしくなったとでも思っているようだ
彼女の車 コンピューター 私物の一部が
無くなっている
犯罪の臭いは どこにもない
誰もが 俺に愛想を尽かしただけだと思っている

俺の酒癖を批判するやつもいる
……それをマイラの失踪と関連付けようとしている
彼らは事件性を認めず 彼女が居なくなった責任は
俺にあるとでも言いたげな顔で見る
……だが 彼女は俺から逃げたんじゃない
誰かが 彼女を連れ去ったんだ
彼女が何かに近づきすぎたから
……しかし それはなんだ?

 

 引用:サイコブレイク セバスチャンの手記より

 ★考察★
マイラの失踪。
ずっと、狂ったように捜査していたマイラ。何か手掛かりを見つけたのだろうか?
セバスチャンのもとを去り、姿を消した。

マイラがセバスチャンの残した手紙

最愛のセバスチャンへ

あなたがこの手紙を読んでいるということは
事態は最悪の結末を迎えたのでしょう
それはつまり わたしが真相に
近付き過ぎたということ
そして あなたには二度と逢えないかも知れない
あなたに隠し続けてきたことを許して
でもそれは あなたを守るため
……事件の真相から
わたしの狂気から

わたしが調べた捜査ファイルのコピーを同封したわ
これがあなたの手に届くことがないように
願っている
でももしそうなったときには
あなたに全てを託すわ
お願い 成すべきことを行って
リリーのために
そして わたしのためにも

あなたを心から愛している

─マイラ

 

 引用:サイコブレイク セバスチャンの手記より

 ★考察★
マイラは「何か」を追い続けていた。
そして、セバスチャンに隠し続けていた。

「事件の真相と私の狂気から、あなたを守りたかった」と謝っている。
私の狂気とは、仇であるメビウスについた事か?...そしてSTEMを使って娘を蘇らせたいと願っていること、ではないだろうか?

2012年12月20日

捜査ファイルが届いた後
マイラからの通信は途絶えた
この書類を上の人間に見せるべきか俺は悩んでいる
マイラが到達した結論は 怖ろしいものだった
自分の力ではどうしようもない領分までも
行ってしまうかもしれない
ただ ひとつ言えるのは リリーの死が
事故ではなかったということ

彼らもようやくマイラの失踪を事件を認めたが
俺に関わらせようとしない
俺が家族だからと言うが 俺が犯人かも
しれないとでも思っているんだろう
捜索は取りやめられた
それでも家族のために 俺はひとりでも捜し続ける

 

 引用:サイコブレイク セバスチャンの手記より

 ★考察★
マイラの残したファイルは見ることはできないが、彼女の出した結論は怖ろしいものだったと、書き綴っている。
彼女の陰謀説と、クリムゾンシティに根深く絡む組織などが、書かれていのだろう。

捜査ファイルを警察上層部に見せるのもやめている。セバスチャンは「誰も信用できない」と思い知ったのだろう。事実、相棒のジョセフさえも疑うほどだ。

リリーの真相を知り、妻子の為に立ち上がる決意をした瞬間だ。

内部監査記録:カステヤノス刑事 

2013年3月13日

フィ:ここに呼ばれた理由を理解しているか?

カステヤノス:あんたたちが いい加減な仕事をしているからだろう

フィ:君は職務外の捜査を単独で署のリソースを使って行っている
さらに 恐喝・脅迫・暴力などの報告も上がっている

カステヤノス:証拠があるなら 銃とバッジを取り上げているはずだ

フィ:君がそれほど用心深くなければそうしていたさ
しかし君のことは ずっと“見ている”よ

カステヤノス:それは あんたたちだけではない

フィ:どういう意味だ?

カステヤノス:俺を嗅ぎ回っていれば すぐにわかる

フィ:酒浸りのままでいてくれたら余計な手間を
かけずに済むんだがね

カステヤノス:仕事に戻りたいんだが 用は済んだか?

フィ:……いまはな
だが君は いま薄氷の上に乗っている
ひとつでも問題を起こせば 君は消えることになる

カステヤノス:全てが終われば 自分から消えてやるさ

 

 引用:サイコブレイク セバスチャンの手記より

★考察★
セバスチャンは、誰かに見張られているのを知っているようだ。
警察の監査員でない「何か」に。

そして「俺を見張っていれば、いい加減な仕事をしていても、その内わかるだろう。」と挑発している。挑発に、酒浸りという皮肉で返す監査員も監査員だ(;´・ω・)

この”消えてやるさ”は姿を消すではなく、刑事を辞めるという意味だろうが、皮肉にも彼は姿を消すことになる...。

 

以上、セバスチャンの手記でした★