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【感想】biohazard HD REMASTER(バイオハザード HDリマスター:リメイク)

biohazard HD REMASTER  感想

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結論:美しく蘇る洋館。
あの時の恐怖...再び!!素晴らしいリメイク!
※あくまでも、個人的感想によるレビューです。


サクッと感想! 良かったところ
追加要素もありの完全リメイク。
空気感や光と影など、美しい世界観。
新しい敵が恐怖をさらに煽る。

 

<お気に入り度> 80 / 100%
項目 ストーリー アクション・
システム
やりこみ 初代&
ホラー度
個人的好み
評点/S~D B A A S A
【クリアまでのプレイ時間】 5時間ほど

【お気に入り度の目安(~100%)】
◆80~99%:とてもオススメで大好きな作品 ◆60~79%:高い満足度が得られる作品
◆50~59%:普通に楽しめて面白い作品 ◆20~49%:少し残念な点が多々ある作品
◆1~19%:イマイチで私には合わなかった作品
【評点の目安】
S:秀、A:優、B:良C:可、D:残念
+:多少の加点

<↓詳しい感想は下記で↓>

ストーリー

怪奇事件が多発していたラクーンシティ
先に調査へ出たS.T.A.R.S.のブラヴォーチームが消息を絶ったことにより、彼らの捜索に乗り出したアルファーチーム。

ブラヴォーチームのヘリ墜落現場に降りたったクリス達だったが、ゾンビ犬に追われることに。逃げ込んだ先は!すべての元凶となる「洋館」だった。

という導入部分を経て、逃げ込んだ先の洋館は、不気味な静けさと美しい装飾品たちが彩っていた。おどろおどろしい洋館からの脱出を試みながら、この事件の全貌と全容をクリス達は知ることになる。リメイクは、初代にはない「トレヴァー家のシナリオ」が追加され、物語に深みが出ている。

アクション・システム

オリジナルの初代バイオハザードからすると、遊びやすくなっていて、初代は「クリス=ハード」と固定だったが、難易度も選択できるようになっている。クリスでもイージーが遊べるといった感じだ。

また初代のラジコン操作でなく、今の主流であるスティック操作で遊べるのもいい。
それに加え、十字キーではラジコン操作も可能だ。

スティック操作の場合は、常に走ることになる。(軽く傾ければ歩ける)
スティックの難点は、下方向に入力しても“後ずさり”ができないこと。そんな時は「十字キー操作」と、使い分けができるのは便利でいい。

初代バイオ同様に弾薬が少なく、持てる荷物にも限りがある中で、謎解きを考慮して目的地まで、どのルートを選び、何を持っていくのかを考える。すべてプレイヤー次第になっている。

ゾンビもドアから入ってきたり復活したり、と緊張感も健在で、仕掛けの謎解き、アイテム管理、弾薬の節約、懐かしきサバイバルを楽しめる。

また、昔ながらのセーブポイントで手動セーブなので、ゲームオーバーになるとセーブした場所からやり直しと、そういった点でも緊張感がある。

PS4版は日本語ボイス、PS4スペシャルB.S.A.A.コスチューム、ウェスカーズリポート1&2、初心者用の難易度ベリーイージーが追加された。どれも最初から選択可能。
B.S.A.A.コスは、キャラモデルごと違うので、新しい感覚でバイオ1を楽しめるだろう。

個人的に残念な点は、初代オリジナルで、DANGER時は足を引きずり、歩く速度も遅くなっていたが、リメイク版はお腹を手で押さえるのみで、足の速さは普通のまま。そのため「走れない!追いつかれるかも!」という緊迫感はなくなったような気がする。

やりこみ

初見では5時間ほどだが、2周目以降は2~3時間でクリア可能

初めに選べる難易度は、ベリーイージー、イージー、ノーマルの3種類のみ。
クリアするごとに、ハード、リアルサバイバル、インビジブルなども出現するので、様々な難易度とモードを楽しめるようになっている。

初代同様にEDもグッド、バッドがあり、パートナーの救出や生存の有無で、ボス戦までも変わるマルチED仕様だ。初代とも多少のイベント変更もみられるので、違いを確認してみるのも面白いと思う。

トロフィーも、楽しく隅々まで遊べるように設定されていて、やり込めるように作られた内容になっている。

初代&ホラー度

初代バイオハザードを、三上氏自らリメイクした作品だ。

昨今ゾンビ作品は溢れるほどにあり、ゾンビホラーに慣れてしまったと思うが、今作は三上氏ならではのホラー要素の強い演出や切り口で「恐怖再び」になっている。

一番は固定カメラアングルが、ひときわ恐怖を引き立てている。不気味なカメラアングルが多く、先がわかっていても曲がり角や死角、ドアの移動はなんか怖い。

また、初代PS版では背景が割と明るい印象だったが、当時再現できなかった光と影が再現されている。薄暗い中での光と影のコントラストによって、不気味さを見事に表現しているのが素晴らしい。雰囲気たっぷりの空気感を感じる世界観と背景になっている。こだわり抜いて作られているのが伝わってくる。

光と影のコントラストが美しいため、壁に写る自分の影にビクッとしたり、草木が揺れているのにドキドキしてみたり。本当にグラフィックは素晴らしい!

リメイクとしての新しさもあるが、初代を感じさせる懐かしさもあり、初代ファンにオススメだと思う。

◆PS版「バイオハザード」との違い
・キャラクター
衣装変更とレベッカのセリフが大幅に変わり、落ち着きのある性格に変更されている。
初代では割と冷静な印象のジルも、取り乱したりと人間らしい弱さが見える場面が追加。またヘアスタイルもロングヘア―は無くなり、ショートボブで統一されている。

・シナリオ
行動から広がる展開がオリジナルと微妙に変わっており、クリス編ジル編どちらもシナリオ分岐点が減って、EDへの分岐が分かりやすくなっている。
クリス編は大きな違いはないが、ジル編は変更点が多く、終盤の展開が違っている。

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といったように、オリジナルとは多少の変更点が多々あるので、オリジナルを一度遊んだことがある人でも懐かしみつつ、新鮮に遊べると思う。むしろ、遊んだことがある人に遊んでもらいたい作品になっている。

総合

何度も移植やリメイクを繰り返している、初代バイオハザード

バイオ大好きなので、いつ何度でも遊んでも楽しい作品だが、探索や謎解きも懐かしさの中に新鮮さが含まれていて、新しく生まれ変わっている。

ふたりの主人公、イベント分岐点、マルチEDと様々な顔を見せる楽しさ
「脱出」が目的であるため、あまり魅力的なシナリオ展開にはならないが、飽きのこないゲームバランスがカバーしている。ゲーム性に優れていて「今、ゲーム遊んでる!」「恐怖体験してる!」という感じがいいと思う。

「あの角を曲がれば何かいるんじゃないか?」という“怖さ”。そして、不条理感。
初代の持ち味が発揮された素晴らしいリメイクだ。ゲームデザイン、キャラクター共に最高だと私は思う。

◆残念なところ◆
セーブ時やゲーム起動時に入る「データ送信、読み取り?」の画面が気になる。
数十秒、待てばいいだけの話だが、若干プレイテンポが削がれるように思う。特に、セーブ時は長く感じる。

RE.NET対応ということもあり、そのためのデータ送信だとは思うが、オフライン状態でも出るのは少し考えもの。GC版では無かったものでPS3~4版になってからのものだ。もう少し速いと有難いのだけど...。

以上、バイオハザードHDリマスターの感想でした。

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